MR新着。淡水真珠養殖における成功の鍵は真珠の品質と母貝の生存率向上。両課題とも、母貝に入れる核をポリ-D-リジン(PDL)でコーティングすると大幅に改善されると判明。実験の対象種はインド・アッサム州産 𝙇𝙖𝙢𝙚𝙡𝙡𝙞𝙙𝙚𝙣𝙨 𝙢𝙖𝙧𝙜𝙞𝙣𝙖𝙡𝙞𝙨 (Lamarck, 1819) ベンガルヌマガイ。
doi.org/10.1080/1323...
PDL核を用いた真珠は、そうでないものに比べて光沢と発色の鮮明化、表面の滑らかさも優れている上に、母貝の生存率も著しく高く、生産効率・持続可能性・品質向上を劇的に導く可能性があると力説しています。ただしそのメカニズムの解明は今後の課題だそうです。
01.08.2025 09:30 — 👍 4 🔁 2 💬 0 📌 0
新刊のお知らせ。近々、画像の書籍『カラー図解 水の中の小さな美しい生き物たち―小型ベントス・プランクトン百科—』が朝倉書店から刊行されます。
軟体動物は当会柏尾翔会員と私が担当しました(私はごくささやかなお手伝いをしただけですが)。全篇にわたって息を呑むほどに美しい写真が満載です。
18.07.2025 11:48 — 👍 15 🔁 7 💬 0 📌 0
軟体動物多様性学会会員各位へ事務連絡です。現在開催中の書面総会における次年度予算案審議と役員選挙の投票締切は明後日7月10日(消印有効)です。まだ投票されていない方はお忙しい中恐れ入りますが、締切に間に合うようご対応をお願いいたします。
会長 芳賀拓真
事務局 花岡皆子・中野智之
08.07.2025 11:42 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
軟体動物多様性学会会員各位
今年度総会は例年同様に書面で実施いたします。このたび会員各位へ、事業・決算報告資料や議決用紙等の一式が事務局から発送されましたので、ご確認下さい。次年度予算案の審議等をお願い申し上げます。
また、今回は会長以下各役員の任期満了に伴う改選期にあたるため、候補者への投票も併せてお願いいたします。
締切は恐縮ながら7月10日消印有効と設定させていただきました。同封の返信用封筒で花岡宛ご返送ください。よろしくお願い申し上げます。
会長 芳賀拓真
事務局 花岡皆子・中野智之
27.06.2025 12:00 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 1
ねばねばナマコは新発見がいっぱい―ニセクロナマコの体内外に寄生するセトモノガイ―
中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授、西山絵莉菜 大阪市立大学学部生(現:大阪公立大学修士課程学生)、髙野剛史 目黒寄生虫館研究員の共同研究グループは、ニセクロナマコに寄生するセトモノガイ属(Melanella)巻貝類を体外から2種、体内から2種の合計4種発見しました。分子系統解析により、体外の2種はクロナマコヤドリニナ M. kuronamakoとM. spina、体内の2種は未同定種...
当会中野智之元会長が筆頭著者の新作! 𝘏𝘰𝘭𝘰𝘵𝘩𝘶𝘳𝘪𝘢 𝘭𝘦𝘶𝘤𝘰𝘴𝘱𝘪𝘭𝘰𝘵𝘢 (Brandt, 1835) ニセクロナマコに寄生するヤドリニナは全部 𝙈𝙚𝙡𝙖𝙣𝙚𝙡𝙡𝙖 𝙠𝙪𝙧𝙤𝙣𝙖𝙢𝙖𝙠𝙤 (Habe, 1952) クロナマコヤドリニナと決め付けたら大間違いで、𝙈. 𝙨𝙥𝙞𝙣𝙖 (Boettger, 1893) も確認され、宿主の体内にもさらに別の2種がいるという驚きの報告。従来の産出記録は誤同定を多数含んでいそうです。
ただ、プレスリリース表題の「セトモノガイ」には「属」か「類」を付けた方がよかったと思います。
www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-...
22.06.2025 01:34 — 👍 10 🔁 3 💬 0 📌 0
MR新着。先週の論文に続き、またミズツボ科のHoratiinaeに新属𝙏𝙪𝙧𝙧𝙞𝙝𝙤𝙧𝙖𝙩𝙞𝙖 Falniowski & Gregoが創設されて2新種𝙏. 𝙧𝙖𝙜𝙪𝙨𝙖𝙣𝙖(Fig. 6のA–C)と𝙏. 𝙯𝙖𝙜𝙢𝙖𝙟𝙨𝙩𝙚𝙧𝙞(D–F)も記載。今度はクロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナの地下水産で、湧泉に棲む𝘏𝘰𝘳𝘢𝘵𝘪𝘢 Bourguignat, 1887(G–K)の姉妹群。オープンアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
日本の地下水環境にも今回の新属に一見似ている𝘈𝘬𝘪𝘺𝘰𝘴𝘩𝘪𝘢という属がいますが、それは別の科(Erhaiidae)に属し、いわば他人の空似です。
12.06.2025 09:17 — 👍 5 🔁 1 💬 0 📌 0
MR新着。今年3月11日、豪州西オーストラリア州オーガスタの砂浜に巨大な 𝘼𝙥𝙡𝙮𝙨𝙞𝙖 𝙜𝙞𝙜𝙖𝙣𝙩𝙚𝙖 Sowerby II, 1869 ゾウアメフラシが大量漂着。2021年2月にも同じ場所で死屍累々の光景が見られ、今回は約1135個体確認。原因は強風と潮流、海底からの冷水の湧昇等と推測されている。オープンアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
この種は体長70 cmに達し、腹足綱全体でも屈指の体サイズを誇ります。日本でも産出例があります。
2021年の漂着もMRに報告が掲載されています。写真が凄いです:
doi.org/10.1080/1323...
10.06.2025 09:17 — 👍 13 🔁 6 💬 0 📌 0
ガマノセアワビの原記載の図(右下の赤矢印)
𝙃𝙖𝙡𝙞𝙤𝙩𝙞𝙨 𝙘𝙤𝙧𝙧𝙪𝙜𝙖𝙩𝙖 W. Wood, 1828: 26, pl. 8, fig. 6. Type loc. not designated.
Wood, W. 1828. 𝘚𝘶𝘱𝘱𝘭𝘦𝘮𝘦𝘯𝘵 𝘵𝘰 𝘵𝘩𝘦 𝘐𝘯𝘥𝘦𝘹 𝘛𝘦𝘴𝘵𝘢𝘤𝘦𝘰𝘭𝘰𝘨𝘪𝘤𝘶𝘴; 𝘰𝘳 𝘢 𝘊𝘢𝘵𝘢𝘭𝘰𝘨𝘶𝘦 𝘰𝘧 𝘚𝘩𝘦𝘭𝘭𝘴, 𝘉𝘳𝘪𝘵𝘪𝘴𝘩 𝘢𝘯𝘥 𝘍𝘰𝘳𝘦𝘪𝘨𝘯. 𝘐𝘭𝘭𝘶𝘴𝘵𝘳𝘢𝘵𝘪𝘰𝘯𝘴 𝘸𝘪𝘵𝘩 480 𝘍𝘪𝘨𝘶𝘳𝘦𝘴. Printed for W. Wood, London.
https://www.biodiversitylibrary.org/page/22991168
https://www.biodiversitylibrary.org/page/22991236
MR新着。メキシコ太平洋岸で漁獲対象となる 𝙃𝙖𝙡𝙞𝙤𝙩𝙞𝙨 𝙘𝙤𝙧𝙧𝙪𝙜𝙖𝙩𝙖 W. Wood, 1828 ガマノセアワビの殻長と体重の比を、1994年と2017年に採集された48492個体で比較し、環境の変化との関係を考察。
その比は約30年の間に明らかに変化しており、水温上昇に伴う餌の海藻の枯渇などが影響した可能性がある。したがって殻長/体重の比は今後、一定の値を下回る個体の漁獲を控える目安とするなど、漁業管理上の重要な指標となるだろう。
アワビが減っているという話は最近の国内でも聞きますが、数値で明示した一例として貴重な研究です。
doi.org/10.1080/1323...
27.05.2025 09:17 — 👍 13 🔁 4 💬 1 📌 0
MR新着。かねてより多系統群と指摘されていた中国産 𝙋𝙨𝙚𝙪𝙙𝙤𝙗𝙪𝙡𝙞𝙢𝙞𝙣𝙪𝙨 Gredler, 1886の再検討。中国東〜北部の種は恋矢嚢を欠き鞭状器をもつ一方,西部の種はそれと逆であり、前者は単系統群とのこと。新種 𝙋. 𝙗𝙚𝙞𝙟𝙞𝙣𝙜𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 の記載を含む。
かつてこの属には、殻形の類似から沖縄県のトウガタホソマイマイ、ナガシリマルホソマイマイなども含められてきましたが、以前から報告されていた通りそれらも「他人の空似」で、今回の分子系統樹でも真の 𝘗𝘴𝘦𝘶𝘥𝘰𝘣𝘶𝘭𝘪𝘮𝘪𝘯𝘶𝘴 の外側に位置しています。
オープンアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
15.05.2025 12:11 — 👍 6 🔁 1 💬 0 📌 0
MR新着。中国(広東・福建両省と広西壮族自治区)のマングローブに棲む 𝙈𝙖𝙞𝙣𝙬𝙖𝙧𝙞𝙣𝙜𝙞𝙖 G. Nevill, 1885(タマキビ科)のうち、𝙈. 𝙙𝙖𝙣𝙩𝙖𝙖𝙚 Fang et al., 2012 と 𝙈. 𝙡𝙚𝙞𝙩𝙝𝙞𝙞 (E.A. Smith, 1876) の関係を形態と分子で再検討した結果、両者は明確に区別できず、異名と判明した。
この属は日本に分布せず、殻は前後に細長くておよそタマキビ科には見えない(むしろカワニナっぽい)外観をしています。一部の種は雄性先熟雌雄同体である(当初は雄で、後に雌になる)ことが知られています。
doi.org/10.1080/1323...
10.05.2025 09:17 — 👍 2 🔁 1 💬 0 📌 0
MR新着。豪州の西オーストラリア州 (WA) 北部〜ノーザンテリトリー州 (NT) 西部に固有の淡水棲二枚貝類 𝙇𝙤𝙧𝙩𝙞𝙚𝙡𝙡𝙖 𝙧𝙪𝙜𝙖𝙩𝙖 (G.B. Sowerby II, 1868) (𝗛𝘆𝗿𝗶𝗶𝗱𝗮𝗲 カタハリヌマガイ科: Velesunioninae) のグロキディウム幼生は、同属の 𝘓. 𝘰𝘱𝘦𝘳𝘵𝘢𝘯𝘦𝘢 Ponder & Bayer, 2004とともにこれまで検討例がなかった。今回は前者の形態を初めて記載し、同属で幼生の形態が唯一知られていた 𝘓. 𝘧𝘳𝘰𝘨𝘨𝘢𝘵𝘵𝘪 Iredale, 1934と比較した。オープンアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
06.05.2025 11:24 — 👍 7 🔁 2 💬 0 📌 0
MR新着。二枚貝類の免疫系の特性解析は、環境への適応と回復力を理解する鍵となる可能性がある。今回は豪州NSWの3河口産 𝙄𝙨𝙤𝙜𝙣𝙤𝙢𝙤𝙣 𝙚𝙥𝙝𝙞𝙥𝙥𝙞𝙪𝙢 (Linnaeus, 1758) マクガイの血球3種類(granular cells, hyalinocytes, blast-like cells)を観察し、免疫系の特性及び環境ストレス要因との関係を解析した。
血リンパ中の総血球数は産地間で異なり、周囲の細菌量が多い場所では少なく、他の水質パラメータとも相関していた。総血球数は健康状態の診断に有用と考えられる。
全文フリーアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
23.04.2025 09:24 — 👍 6 🔁 3 💬 0 📌 0
特別展「貝に沼る」講演会②「貝類のまぼろしに沼らされて」
YouTube video by 大阪市立自然史博物館
福田宏さん(岡山大学)の講演会、YouTubeで見逃し配信しています。生物多様性を私たちは種名で認識しているつもりですが、その実態は何なのか、実は「幻」を見ているのではないか、そうして人々が貝に抱くことになる幻想の話題です。配信は5/31まで。
www.youtube.com/live/c_Ge-bK...
#貝に沼る
20.04.2025 08:18 — 👍 22 🔁 8 💬 1 📌 1
いよいよ20日の午後1時から大阪市立自然史博物館本館講堂です。配信もありますが、お近くの方はぜひ会場へ。うちの館の講演会はライブと同じです。生で聴くのがオススメ。
#貝に沼る
19.04.2025 13:06 — 👍 5 🔁 3 💬 0 📌 0
パワポの完成品を石田前会長へお送りしたら「いやーめっちゃ楽しみ。笑ってしまいました」とのお返事。そう、明日は大真面目に理論展開しつつも、積極的に笑いを取りにいきます。
実際にあったことなのにとても現実と思えない出来事や逸話を、時に人は「幻」と呼んだりもするわけで、貝類学の歴史はそんな幻の連続で占められています(明日はそういう話だけをするわけではありませんが)。
途中で箴言をひとつ言及する予定ですが、それと同じものが館内にも掲げてあると伺い、思いがけない偶然で幸先がよい感じです。
画像は登場する貝たちの一部。この顔ぶれだけでは文脈が想像しがたいはずで、要するに色々お話しします。
#貝に沼る
19.04.2025 12:36 — 👍 12 🔁 3 💬 0 📌 1
明後日の講演で使うパワポにようやく目鼻がつきました。サザエの話はもう出涸らしなので控え目にして、大半は今回の特別展の趣旨(の一部)を踏まえた新作咄です。
いわゆる「正統的生物学徒」ならまずしないような話ばかり敢えて展開させます。なぜかファイルがやたらと重いので少し心配。
#貝に沼る
18.04.2025 11:30 — 👍 12 🔁 4 💬 0 📌 1
この図のうち、aのアフリカマイマイは左巻き! おそらく画像を誤って反転させてしまったものと思われますが、査読者も編集者も気づかなかったのだろうか。
MR新着。ブラジル・セルジッペ州で陸貝の線虫・吸虫の感染状況を調査し、7種64個体で確認。
𝘚𝘶𝘣𝘶𝘭𝘪𝘯𝘢 𝘰𝘤𝘵𝘰𝘯𝘢オカクチキレは吸虫𝘉𝘳𝘢𝘤𝘩𝘺𝘭𝘢𝘪𝘮𝘢 sp.の寄生率が最も高く(76.92%)、アシヒダナメクジ科の𝘚𝘢𝘳𝘢𝘴𝘪𝘯𝘶𝘭𝘢 𝘭𝘪𝘯𝘨𝘶𝘢𝘦𝘧𝘰𝘳𝘮𝘪𝘴に寄生する線虫𝘙𝘩𝘢𝘣𝘥𝘪𝘵𝘪𝘴 sp.がこれに次ぐ(50.00%)。
さらにトウガタマイマイ科の𝘉𝘶𝘭𝘪𝘮𝘶𝘭𝘶𝘴 𝘵𝘦𝘯𝘶𝘪𝘴𝘴𝘪𝘮𝘶𝘴に見られる吸虫𝘗𝘰𝘴𝘵𝘩𝘢𝘳𝘮𝘰𝘴𝘵𝘰𝘮𝘶𝘮や、𝘈𝘤𝘩𝘢𝘵𝘪𝘯𝘢 𝘧𝘶𝘭𝘪𝘤𝘢アフリカマイマイでの𝘈𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢の感染が特に目立つという。
doi.org/10.1080/1323...
18.04.2025 11:10 — 👍 6 🔁 2 💬 0 📌 0
特別展「貝に沼る」講演会②「貝類のまぼろしに沼らされて」
YouTube video by 大阪市立自然史博物館
特別展「 #貝に沼る 」講演会第2弾は岡山大学の福田宏さんです。タイトルは「貝類のまぼろしに沼らされて」。日本中の話題をさらった「サザエは新種だった」の裏話も聴けます。4月20日(日)午後1時より本館講堂。YouTubeライブ配信はこちら:
www.youtube.com/live/c_Ge-bK...
12.04.2025 12:23 — 👍 19 🔁 7 💬 0 📌 1
先月1日に開催された当会大会の際の、若手の優れた研究発表を顕彰する「ウィンストン ポンダー賞」の受賞者が、以下の通り決定しました:
最優秀賞 Best Research Award
澤田直人会員
優秀賞 Research of Excellence
嶋谷優花氏
澤田会員は昨年に続く連覇。お二方ともおめでとうございます!
02.04.2025 09:54 — 👍 6 🔁 2 💬 0 📌 0
MR新着。昨年11月24–28日にパースで開催された、オーストラレイシア軟体動物学会の3年に1度の大会の報告。テーマは「Molluscs on the Edge」(開催地を辺境に見立てるとともに、研究の先端という意味も込めて)。11ヶ国27機関からの参加者による、口頭&ポスター発表全37題の要旨を収録。全文フリーアクセスです。
doi.org/10.1080/1323...
画像は今回のシンボルマークとされた 𝙋𝙝𝙞𝙡𝙞𝙥𝙥𝙞𝙖 𝙡𝙪𝙩𝙚𝙖 (Lamarck, 1822) フチドリグルマ。豪州とNZの固有種ですが現地では多く、私はシドニー近郊の浜に打ち上げられているのを見たことがあります。
25.03.2025 12:36 — 👍 22 🔁 5 💬 0 📌 1
MR新着。食用蝸牛プチグリ(ヒメリンゴマイマイ)𝘊𝘰𝘳𝘯𝘶 𝘢𝘴𝘱𝘦𝘳𝘴𝘶𝘮 (Müller, 1774) の最適な餌は何かを追求する続報。前報と同様に石灰岩・鶏卵殻・海産貝類の殻を与え、それぞれが脂肪酸・アミノ酸組成や栄養品質指標に及ぼす影響を比較したところ、やはり鶏卵が最も栄養バランスがよく、逆に貝殻は脂質に悪影響を及ぼすという。
doi.org/10.1080/1323...
前報はこちら:
doi.org/10.1080/1323...
海産貝類の殻は成長率が最低で、糞便中の燐・カリウム・有害重金属の含有量も最大だった。鶏卵殻はその逆で、成長率が高い上に環境へ与える負荷も小さい。
20.03.2025 12:46 — 👍 13 🔁 2 💬 0 📌 0
当会和文誌MD1–5巻の電子版無料公開を始めました! HPトップの「お知らせ」内リンクまたは左のMolluscan Diversity(画像赤枠)>各巻号>各記事表題>要旨表題でダウンロード画面が現れます:
marine1.bio.sci.toho-u.ac.jp/md/
開いた際にアクセス権を要求される場合は、Googleアカウントから一旦ログアウトするか、匿名モードでアクセスして下さい。繋がりにくい場合は時間をおいて再度お試し下さい(Webサーバの同時アクセス数が少ないため)。
Mac/iPhoneのSafariではHP自体閲覧できない場合があり、その際はFirefoxなどをお試し下さい。
13.03.2025 09:32 — 👍 10 🔁 7 💬 0 📌 0
今回の新種 𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙠𝙤𝙣𝙠𝙖𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 はこの図のW, X。
𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙩𝙧𝙞𝙨𝙩𝙞𝙨 (Blanford, 1869) はU, V。
今回の新種 𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙠𝙤𝙣𝙠𝙖𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 はこの図のH。
𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙩𝙧𝙞𝙨𝙩𝙞𝙨 (Blanford, 1869) はG。
今回の新種 𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙠𝙤𝙣𝙠𝙖𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 はB。
𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙩𝙧𝙞𝙨𝙩𝙞𝙨 (Blanford, 1869) はA。
黒い軟体部は日本のアツブタガイにも似ています。
歯舌(A, D)と顎板(B, C, E, F)。
今回の新種 𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙠𝙤𝙣𝙠𝙖𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 はD–F。
𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙩𝙧𝙞𝙨𝙩𝙞𝙨 (Blanford, 1869) はA–C。
両種とも歯舌の形態は典型的なヤマタニシ科です。
MR新着。インドの西ガーツ山脈北部低地からヤマタニシ科の新種 𝙏𝙝𝙚𝙤𝙗𝙖𝙡𝙙𝙞𝙪𝙨? 𝙠𝙤𝙣𝙠𝙖𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 Bhosale 𝘦𝘵 𝘢𝘭. を記載。属が疑問符付きなのは、本種と 𝙏.? 𝙩𝙧𝙞𝙨𝙩𝙞𝙨 (Blanford, 1869) は蓋に顕著な螺状の棘列を持つ点で、他の既知種とは別属の可能性があるためという。
𝘛𝘩𝘦𝘰𝘣𝘢𝘭𝘥𝘪𝘶𝘴 Nevill, 1878という属は、殻の類似性で判断すれば日本にもいるアツブタガイ属 𝘊𝘺𝘤𝘭𝘰𝘵𝘶𝘴 Swainson, 1840 あたりに近いのかもしれません。このあたりの系統関係はまだ不明瞭です。
doi.org/10.1080/1323...
12.03.2025 11:24 — 👍 11 🔁 4 💬 0 📌 0
YouTube video by 大阪市立自然史博物館
特別展「貝に沼る」講演会①「進化史と貝類学史の交点:小笠原の陸貝」
特別展「貝に沼る」講演会のお知らせです。東北大学の千葉聡さんに「進化史と貝類学史の交点:小笠原の陸貝」 というタイトルでお話し頂きます。3月9日(日)13時より大阪市立自然史博物館本館講堂。YouTubeライブ配信あり。
#貝に沼る
www.youtube.com/watch?v=V5eZ...
04.03.2025 15:37 — 👍 12 🔁 7 💬 0 📌 0
MR新着。軟体動物の微生物叢(マイクロバイオーム)に関する文献の体系的なレビュー。他の生物では近年急激に微生物叢の研究が進んでおり、それは軟体動物においても例外ではない。現状では腹足類と二枚貝類の研究例が多く、組織別では腸での検討例が最多。
その把握は食料生産、養殖、保全、生物を介した環境修復、生態系維持など様々な観点で、持続可能性の長期戦略設計に役立つ可能性がある、と結ばれています。
フリーアクセス。
doi.org/10.1080/1323...
05.03.2025 11:46 — 👍 9 🔁 2 💬 0 📌 0
大会は盛会裡に閉幕しました。ご参加下さった皆様ありがとうございました!
準備に奔走された芳賀会長と亀田元会長のご尽力で充実の2日間となり、夢中になり過ぎて、記念の集合写真撮影すらすっかり忘れていました。
私の発表が時間切れで一時サスペンデッドとなり、懇親会で酒が入ったのちに再開されたのはいつものことで、もう恒例になりつつあります。
科博の貝類展は楽しめましたが誤記が目立ち、Xで指摘したニューヤリだけでなく、「傘型腹足類」は正しくは「笠〜」。地名と寄贈者名を取り違えているものもありました。
それはともかく、次回大会は今年末に豊橋市自然史博物館で開催されますので、皆様またお会いしましょう。
04.03.2025 11:40 — 👍 3 🔁 1 💬 0 📌 1
生き物のイラストと本をかいています。『僕らが死体を拾うわけ』『冬虫夏草ハンドブック』『琉球植物民俗事典』『生き物の描き方』『土をつくる生き物たち』『調べてびっくり! テントウムシ』『マイマイは美味いか』『めんそーれ!化学』などなど。
Dr丨Biologist/paleontologist studying 🐌 & 🐦丨Dungeon Master丨Curator & researcher at @nathist.bsky.social, @helsinki.fi丨Editor of the Journal of Geek Studies (@jgeekstudies.bsky.social)丨🇧🇷 🇩🇪 🇳🇿 🇳🇴 🇫🇮
軽井沢町花サクラソウをシンボルとして、生物多様性をより豊かにして次世代に引き継ぐために活動しています。https://sakuraso.org/
▽Japanese sculpture/ 造型
▽Snail
『世界のかたつむり』名義で、陸貝の造形をしたり、眠っていたり。たまに仕事の事。
カタツムリから学ぶスローライフ🎓『こつむ日記』執筆中🐌カタツムリの暮らしを中心に、生態や雑学、その他お役立ち情報を掲載しています😊
【カタツムリのブログ】
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【車・ドライブ情報】
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【副業・キャリアアップ】
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特撮、映画、MOTHER2
たまに深夜の馬鹿力。
第11回ネット小説大賞受賞作
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カタツムリが好きです。Xのりんたろうです。Xに投稿したものなどを再度投稿いたします。
a PD fellow in the isolated jungle island of the Ryukyus
Deep-sea biologist / Malacologist @JAMSTEC and @Senckenberg. Chemosynthesis-based ecosystems. 海洋生物学者・深海・軟体動物・化学合成生態系。
Website: https://squamiferum.net
See the collection: https://www.conchology.be/?t=92
生息時代:新生代完新世 生息地: 関西地方 古生物をこよなく愛する会社員。一応修士(工学・応用化学系)。古脊椎動物を中心に古生物系の論文紹介とかしています。興味ある方は #とよけら論文紹介 のハッシュタグたどってくださいませ。現生生物・博物館・動物園・水族館その他諸々の話も。
Scientific illustrator, MSc, graduate of Science Communication Program, UCSC /神奈川生まれの東アフリカ育ち。生物系の博士課程を中退後、サイエンスイラストレーターに。
大阪市立自然史博物館 外来研究員。
ハエ、アブ等の双翅目が好きで、在野で研究に関わる。メインはアシナガバエ。時々コケ植物にも。
オンライン生物雑誌『ニッチェ・ライフ』編集委員長。
『趣味からはじめる昆虫学』(オーム社、編著) 『在野研究ビギナーズ』(明石書店、分担執筆)。『ハエハンドブック』(須黒達巳さんとの共著、文一総合出版)
2足歩行ロボットの研究者.SF,科学書,音楽(ボカロ曲&クラシック)が好き.私の発言は所属する組織の公式見解とは無関係です.
きのこ、里山、博物館がこのアカウントのキーワード。
限りなく実名ツイートに近いが実名だけで検索して来られるのが何なのでアカウントには書いてないだけ。誤植はデフォルト。音読して推測してください。
大学教員/自然史博物館勤務/博士(農学)/保全遺伝学/保全生態学/系統地理学/絶滅危惧種/送粉生態学/Museomics。生物多様性の大切さや面白さを伝えていけたらと思っています。