倉石信乃さん久々の新著『孤島論』、4月19日頃から書店に並びます。孤絶し残置された土地をめぐりながら紡がれた思索はいずれも地方に対する中央の支配を批判し、現代日本を鋭く打ち抜くものです。笹岡啓子さんのカバー写真は沖縄・糸満の米須海岸。
写真評論を超えて著者の新生面をひらく本書。写真家論としては、北島敬三論、笹岡啓子論、露口啓二論他を収録。北島さんを論じる長編評論「風景以後」はまた、『奇蹟』での中上健次との協働に話が及び、中上最晩年の天皇観をめぐって評判を呼んだ画期的論考です。是非ご一読を!
inscript.co.jp/b1/900997-94-3
10.04.2025 01:36 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
小西国際交流財団
小西国際交流財団です。
第30回小西財団日仏翻訳文学賞、本日発表。今年は、ピエール・ミション/千葉文夫訳『小さき人びと 折々の肖像』(水声社)に。千葉さん、おめでとうございます!
konishi-zaidan.org/2025/04/01/3...
01.04.2025 13:50 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
千里丘陵での農作業の傍ら、開発に晒される小村での日々の思索を綴る「農園通信」。連載第6回は番外編の続き。深沢七郎は、「和人のユーカラ」の末尾、どうして札幌に向かわず網走を通るバスに乗ったのか。この些細なとも言える記述から、北方の<アイヌよりも先住の人々>へと視線は向かい、「幸福な若いギリアク人」から、大江健三郎と深沢の1960〜61年当時のシンクロニシティをも指摘する、山田広昭さんの「農園通信(6)ギリアク人とギリヤーク人」、公開しました。https://inscript.co.jp/contents/yamada6
01.04.2025 12:45 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
発売中のみすず書房『読書アンケート2024』、『カリブ海序説』は澤田直氏と野谷文昭氏が挙げておられます。「本書には、思想があり、考察があり、詩があり、絶望があり、希望がある。」(澤田直氏)。ありがとうございました。https://inscript.co.jp/news/20250218
21.02.2025 12:14 — 👍 8 🔁 4 💬 0 📌 0
発売中のみすず書房『読書アンケート2024』で『他なる映画と』『カリブ海序説』に寄せられたコメントをこちらにまとめました。『他なる映画と』には斎藤環氏、堀潤之氏はじめ5人の方が。「『他なる映画と』の影響は、おそらく五年、一〇年単位でつづくだろう」(三浦哲哉氏)。https://inscript.co.jp/news/20250218
21.02.2025 12:13 — 👍 8 🔁 5 💬 0 📌 0
3/4オープニングを迎える国立近代美術館の〈ヒルマ・アフ・クリント展〉。アジア初の本格紹介となるこの展覧会に合わせ、港千尋さん書下しによる評論『ヒルマ・アフ・クリント 色彩のスピリチュアリティ』刊行します。書店発売は3/17から。美術館ミュージアムショップと館内出口ショップでは開幕初日3/4から販売です。https://inscript.co.jp/b1/86784-009-2
21.02.2025 12:09 — 👍 5 🔁 1 💬 0 📌 0
待望のJMクッツェー論、ついに発売になります。
www.suiseisha.net/blog/?p=20592
クッツェーの創作ノートを精査して書かれた川村由美著『命をめぐる思索』(水声社)、目次を読むだけでワクワクします。
12.02.2025 09:59 — 👍 15 🔁 6 💬 0 📌 0
松井純が逝って今日で丸五年。今頃どこで見てるのか。いつもの神楽坂。間村俊一の七句を添えて。
11.02.2025 14:34 — 👍 3 🔁 1 💬 0 📌 0
1月31日は、大江健三郎さんのお誕生日。1935年1月31日に、大江さんは生まれています。
今日は、大江さんの90歳のお誕生日でした。
今年年始5日に報じられた、1974年に大江さんをノーベル文学賞候補へ推薦というニュース、共同通信の取材を受けコメントしています。提携各紙に掲載されました。
リンクは毎日新聞に掲載された記事のweb版、添付は信濃毎日新聞です。
mainichi.jp/articles/202...
31.01.2025 14:01 — 👍 8 🔁 1 💬 0 📌 0
1月22日発売の森崎和江『能登早春紀行』(中公文庫)に解説を寄稿しています。1980年代、森崎が、宗像から各地へ旅する中から生まれた、『能登早春紀行』と『津軽海峡を越えて』を併載。
小池アミイゴさんは、地震にあった能登へのエールとして装画を描いたとおっしゃっています。小池さんが描く光かがやく能登の祈りの海に、装丁の小川恵子さんは、ピンクの帯で半島待望の春を添えてくださいました。
地震は、かつて森崎が出逢った能登を大きく変えてしまったはず。もし森崎が生きていたら何を語っただろう。そんなことを思いつつ、わたしも解説を綴りました。能登への祈りが織り込まれた一冊。多くの方に読んでほしいです。
31.01.2025 06:35 — 👍 7 🔁 4 💬 0 📌 0
新オビを巻いた渡邊英理さんの『中上健次論』2刷出来! 続いていとうせいこうさんの推薦文。「資本主義の巨大な動きに文学はどう対峙したか。この刺激的な本は、「路地」の「(再)開発」に焦点を合わせ、微細にして網羅的かつ丁寧な分析でこれまでの解釈の硬直を解き、中上健次を語るときの決まりごとを次々と引っくり返してみせる。かの小説群が「中上の資本論」とも思えてくる、爽快な大著!──いとうせいこう」お二人に深謝です。https://inscript.co.jp/b2/86-8
27.01.2025 23:57 — 👍 9 🔁 3 💬 0 📌 0
渡邊英理さんの『中上健次論』2刷出来! 蓮實重彦氏といとうせいこう氏の推薦文をいただき、新オビ作成しました!「至るところに張り巡らされた無自覚な納得と肯定の風土を執拗に無化せしめる抗弁の網状組織を提起することで、ここに、いま、二度とは書かれまい稀有な中上健次論が成立する。必読!──蓮實重彦」。
27.01.2025 23:52 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
2015年の目録、洛北出版
10年前につくった提出書類の一枚
26.01.2025 06:42 — 👍 17 🔁 5 💬 1 📌 0
また、おなじ日の「西日本新聞」のおなじ紙面にて(2025年1月25日)、エドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』(星埜守之/塚本昌則/中村隆之 訳、インスクリプト)も書評されています。
評者は、長崎大学多文化社会学部准教授の森元斎さんです。
版元による書誌情報は下記をご覧ください。
inscript.co.jp/b1/86784-004-7
25.01.2025 09:23 — 👍 8 🔁 2 💬 0 📌 0
1/11の東京新聞読書欄でエドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』が紹介されています。20年余をかけて完訳されたこの大著。「奴隷貿易で強制移住させられた人々の末裔が解放される道筋も見えるか」。ありがとうございました。https://inscript.co.jp/b1/86784-004-7
25.01.2025 16:26 — 👍 5 🔁 2 💬 0 📌 0
遅まきながら年末12/21の毎日新聞「2024年 この3冊」で、中島岳志氏が『他なる映画と』をあげておられます。自分が思っているほど自分をコントロールできない人間像を抽出して「普遍的な人間論になっている」と。中島さん、ありがとうございました。
25.01.2025 16:25 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
本日発売「図書新聞」3673号に3頁にわたって、E・グリッサン『カリブ海序説』の訳者鼎談(星埜守之・塚本昌則・中村隆之氏)掲載!本書の位置づけと読みのポイントが幾つも提示されています。「いままでなかったような日本語の塊がここにレンガのようにスッとある」(星埜さん)。是非お読み下さい。
25.01.2025 16:24 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
2月6日(木)に刊行記念イベントが開催されるジュンク堂書店池袋本店において、エドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』をめぐるブックフェアが開催されています。こちらにも中村隆之さんによる選書・コメントをまとめたのパンフレットを配布しておりますので、ぜひお立ち寄りください。https://inscript.co.jp/b1/86784-004-7
20.01.2025 05:17 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
「たいへんな本が刊行された。」日経新聞(2024年12月28日付)にて、陣野俊史さんが「回顧2024 私の3冊」でエドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』を選んでいただきました。ありがとうございます。https://inscript.co.jp/b1/86784-004-7
16.01.2025 04:50 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
2000年に刊行して以来、長く読まれ続けている『〈関係〉の詩学』第3刷、出来上がりました。新刊『カリブ海序説』とあわせてぜひお読みください。https://inscript.co.jp/b2/4-900997-03-x
16.01.2025 04:49 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
東京大学生協駒場書籍部にて、エドゥアール・グリッサン『カリブ海序説』刊行記念ブックフェアが開催されています。訳者のひとりである中村隆之さんによる選書・コメントをまとめた「『カリブ海序説』をめぐる34冊」のパンフレットもありますので、ぜひお立ち寄りください。https://inscript.co.jp/b1/86784-004-7
16.01.2025 04:48 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
Blueskyはじめました。どうかよろしくお願いいたします!
06.01.2025 15:42 — 👍 7 🔁 1 💬 0 📌 0
池袋ジュンク堂での『カリブ海序説』刊行記念トークイベント、一か月後に開催。2/6木曜日19:30〜。中村隆之さん×小野正嗣さん×粟飯原文子さん、3人によるエドゥアール・グリッサンの世界へのイントロダクション。ふるってご参加ください。お申込は電話で書店まで。03-5956-6111。お待ちしています。
05.01.2025 12:52 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
ジュンク堂書店那覇店での1/7豊永浩平さんのトーク、1/8崎山多美さんのトーク、いよいよです。滅多に聞けないお二人の話、是非ご来場ください。1/8はさらに発言される方も増えています。入場無料。お楽しみに!
05.01.2025 12:47 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
野崎六助著『北米探偵小説論』(インスクリプト)
増補決定版3000枚、加筆1000枚。
探偵小説という形式にアメリカ文学のすべてを叩き込み、明滅する歴史にアメリカの希望と悲劇を描ききる、野崎大助のライフワーク。作家=探偵=ヒーローの遍歴に帝国の彷徨を透視するその視線は、二十世紀極東の運命をも照らし出した。アメリカニズムの底に降り立ち、百年の夢を救出する比類なき大著。
2024/11/21 #買った本
⚪︎野崎六助著『北米探偵小説論』(インスクリプト)
実は読んでないシリーズ。
21.11.2024 11:51 — 👍 4 🔁 1 💬 0 📌 0
晃洋書房 より本が出ます📗↓
二井彬緒『ハンナ・アーレントと共生の〈場所〉論 :パレスチナ・ユダヤのバイナショナリズムを再考する』2025年
https://www.koyoshobo.co.jp/book/b657721.html
the translator of J.M.Coetzee/Chimamanda Ngozi Adichie/Maryse Condé
翻訳者・詩人
https://esperanzasroom.blogspot.com
人文書籍(哲学、社会問題、政治学、フェミニズムなど)を発行している京都の出版社です。他社発行の書籍も紹介しています。
https://rakuhoku-pub.jp/
Book Publishing (Philosophy, Sociology, and Contemporary Thought), based in Kyoto City, Japan.
だいたい書籍ときどき日常
サブアカウント→ https://bsky.app/profile/bluebeagle.bsky.social
本とねこあつめ
日記: https://sizu.me/aqu4
note: https://note.com/aqu4
鷲羽巧|京都大学推理小説研究会|綴葉
blog:https://washibane.hatenablog.com
共同通信・文芸時評「いま、文学の場所へ」(2023年4月〜)、大阪大学大学院人文学研究科/文学部。『中上健次論』(インスクリプト、2022年7月、第14回表象文化論学会賞)、『クリティカルワード文学理論』(フィルムアート)『群像』『新潮』『文學界』『すばる』『ユリイカ』『現代思想』『思想』『週刊読書人』『図書新聞』『週刊金曜日』『地平』他 X旧Twitterは試運転中(2022年6月〜)、2025年1月、blueskyはじめました!
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