駒村 吉重's Avatar

駒村 吉重

@kichie285.bsky.social

こまむら・きちえ(Komamura・Kichie)。自転車に乗るひと。『君は隅田川に消えたのか』、日誌的散文集『このごろのこと』、詩集『おぎにり』など。最新刊は『命はフカにくれてやる 田畑あきら子のしろい絵』。好きな場所は湯屋。

18 Followers  |  16 Following  |  98 Posts  |  Joined: 18.01.2025  |  1.6055

Latest posts by kichie285.bsky.social on Bluesky

Post image

あたゝかな冬たまわりぬ遠つ国
老ひませる母も日を浴みまさむ

和田久太郎 1926(大正15)年12月 秋田刑務所にて

05.12.2025 22:17 — 👍 3    🔁 1    💬 0    📌 0
Post image

お隣の庭にあったおおきな柑橘類をひとつもらった。やっぱり描きたくなる。

30.11.2025 08:01 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

買いたい本はすぐ見つかったのに、あてもなくおなじフロアを一周していた。韓国文学の棚ちかくの平台にあった絵本も、ついかごも入れてしまう。前から、気になってはいたのである。

30.11.2025 07:58 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

花さしに黄一輪の地蔵堂
初冬のあさをゆるくすいこむ

27.11.2025 12:17 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

台湾の歴史を直視しようとする作者の、まっすぐで真摯な姿勢が全ページにみなぎっている。主人公は、大学で美術を学びながら社会活動に参加する台北の女性。育ててくれた祖母を見送り、沖縄の美大に1年間の短期留学をする。そこで彼女は近代日本と沖縄の関係、戦争の捨て石となった沖縄戦、いまの基地問題のことなどを知る。友人との交流を通じて知る沖縄の現実が、郷里台湾を照射することになる。自分の無知、怒り、迷いをまっすぐに打ち明ける彼女に、素直に連帯の声をあげたい。この作品は、社会に対する作者の意思表明でもあるのだろう。こんなふうに世界を表現できる作者を、まぶしく思う。 #隙間 #高妍

14.11.2025 04:15 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

三年(みとせ)過ぎ忘れもしないきみの重さ かかえて歩いた曲がり角にいる

08.11.2025 00:16 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

老犬を抱えて帰るいつか思い出す重さになると思いながら
岡野大嗣氏の一首 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』より

おぼえがある。繰り返し読んでしまう。

07.11.2025 23:58 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image Post image

自転車で三鷹へ。水中書店の棚をゆっくり眺める。『玄関の覗き穴差してくる光のように生まれたはずだ』(木下龍也・岡野大嗣 ナナロク社)と『空と風と星と詩』(尹東柱 金時鐘編訳 岩波文庫)を買う。近くのラーメン店「健やか」で塩ラーメンを食べる。お決まりのコース。帰り道は、強い逆風であった。なにかの暗示かもしらんと思う。ことしもあと2カ月を切っているのだな。

03.11.2025 12:24 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

此の風に吹き飛ばされて飛び砕け 虚空の果てに飛び散らむかも

和田久太郎 大正15年11月 秋田刑務所にて

01.11.2025 23:23 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

地の球に身はのせられて極みなき大気の中を我れ漂へり

和田久太郎の雑記帳より 1927(昭和2)年10月

28.10.2025 22:57 — 👍 3    🔁 1    💬 0    📌 0
Post image Post image

世を隔つ煉瓦の底の鉄窓に 病みて消えゆく友を見つむる
永遠(とこし)へのこれが別れと冬の夜の 獄庭の闇に眼燃え居り

和田久太郎。大正14年1月23日、危篤状態で拘留停止となった友・村木源次郎を見送る。ふたりは、大杉栄虐殺への復讐を誓い、震災時の戒厳司令官襲撃を決行するが失敗、公判中だった。無期刑となった和田は、のち秋田刑務所で自死する。

24.10.2025 23:34 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

寒い一日。昼過ぎにつくったポテサラに、北の大河原より届いた自家製の柚子胡椒を添える。焼酎(黒霧)にたいへんあうのである。ちなみに大河原は、尾形亀之助の郷里である。白石川の流れが美しいところ。

22.10.2025 11:57 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

そうだった、帰路、りんてん舎に立ち寄ってもう1冊買ったのです。南直哉氏と髙村薫さんの対談が載っていた『考える人』。仏教特集であった。すず喜は、初めて入ったラーメン店。基本のコク塩を注文。三鷹ランチの選択肢がまた増えてしまった。

12.10.2025 09:24 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

雨があがったので三鷹まで走ってみる。ざっと8キロ。GIOSを動かすのは2年ぶりだった。ときおり動かさないとコンディションが保てないと痛感。修繕カ所がいくつか見つかる。水中書店をのぞいて古書2冊を購入。家にもどってママチャリに乗り換え銭湯に行く。よい一日。

12.10.2025 09:14 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image

10月11日、3年前のきょうは晴れでした。きみが逝った前夜、月はまるかった。台風接近。あいにくきょうは曇りときどき雨。ひざにのせてほしいとせがんで、よく仕事のじゃまをしましたね。もっと抱いてあげればよかった。

11.10.2025 00:21 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

きみがいた日だまりを、一日たりとも忘れたことがありません。きょうで3年ですね。ゆっくりおやすみ。

10.10.2025 13:15 — 👍 4    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image

ロックだぜ、このオビは! 紙の地は紫だ。編集者のセンスにうなった。

02.10.2025 13:16 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

植民地・朝鮮の出版、読者事情を鏡にして、大日本帝国の出版メディアを問い直すという、たいへん刺激的な試み。各章の「プロレタリア」「図書館」「検閲」「不逞鮮人」「資本」「植民地」「翻訳」「戦争」といったテーマを見るだけで、著者が、経済活動という大枠を持ってメディア企業の戦略をとらえていることがわかる。つまり、戦争協力とか抵抗といったフレーミングにとらわれない視点がある。多くのことを学ばせていただきました。このタイトルも好きである。 #出版帝国の戦争 #高榮蘭 #法政大学出版局

02.10.2025 00:34 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image

レゲエが流れるカウンターだけの店。数カ月ぶりで沿線のラーメン屋に寄ってみたら、季節のメニューが鶏冷やし麺から、秋のJahJahMen(ジャージャー麺)に変わっていた。ようやく季節がうごきそうだ。 #RahmenYahman #江古田

28.09.2025 09:04 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

きょうは、先日古書店で手に入れたこの本をひらくつもり。最近、別の版元が文庫判を出しました。が、どうも自分の手にには、こちらがなじむようです。でね、花びらだろうか、あるページにこれが挟まってシミをつくっていたのです。はじめそうと気づかず、意気なDesignだと思いましたよ! それにしても、故・平野甲賀さんの手書き文字は、いつ見てもひと目でそうとわかるのですね。
#世界は一冊の本 #長田弘

25.09.2025 02:53 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

南瓜。ずっと見ていてあきない。

15.09.2025 06:10 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image 14.09.2025 05:47 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image Post image

ベアトリーチェ・アレマーニャの『ガラスのジゼル』(くうの絵本箱)。英語版『CHild of Glass』をまえから持っていたのだけど、先日、日本語版を手に入れた。まぁこれは不思議な話なのです。その少女ジゼルの体は、生まれつきガラス。考えることも透けて見えてしまう。子どものときはめずらしがられたのだけど、大きくなるにつれひと目はあざとくなる。やがて彼女は町を出てゆく—— ひとの多面性、思考の自由、真実を直視すること、内面をさらされる恐さなどいろいろな読み方ができる。思うという行為をどう可視化するか、透明な紙を随所に使った造本の工夫も見どころ。ベアトリーチェの傑作だと思う。

13.09.2025 23:43 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

毎度思うけど、岩波ジュニア新書はなかなかあなどれないのである。『砂糖の世界史』は、欧州に砂糖がどんなふうにもたらされ、定着したかを時間軸、空間軸をもって考察する。砂糖物流の航路から見えるのは、新発見のカリブ諸島とアメリカ、アフリカ、アジアとのいびつな結びつき。植民地支配と貿易の巨大な富。これが現在の国際力学、富の偏重に確実につながっている。おとなも学ぶべきというか、おとなこそ学ぶべきことが、こんなふうに読める幸運! #砂糖の世界史 #川北稔 #岩波ジュニア新書

07.09.2025 00:32 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

台風一過

05.09.2025 13:21 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

見返しのデザイン。とってももしろい!

05.09.2025 08:03 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image Post image

いつか買おうと思っていたら、たちまち倍の値段になっていた絶版書『カール・イブー』(スカイフィシュ・グラフィックス 石津ちひろ訳)。ベアトリーチェ・アレマーニャ(BeatriceAlemagna)の大型絵本。ちょっとしたきっかけで、引きこもっていたカール・イブーの視界が開けるという話なんだけど、なにより大きな画角に展開する絵の力に引き込まれるのです。1973年生まれのベアトリーチェは、ボローニャ生まれ。すてきな絵本をたくさんつくっているけど、とくに惹かれた一冊がこれ。

#カールイブー #BeatriceAlemagna

05.09.2025 08:02 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image Post image

大鍋でなんでも蒸す。みんなポテサラになる。近所の無人野菜売り場のカボチャが、この時期はとてもいい。ポテサラをたんまりつくってから、近所の銭湯に行くのがとても気持ちいいのである。

24.08.2025 10:35 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

これも紹介したい。これはBig things のページ。「望遠鏡を使ってあいまいさをとりだしてみると、月はどのように見えるだろう」
最終ページは四つ折り。ひろげてみると、「とっても青い空」(あるいは、創造的な空と読むべきかな)が、ちいさい水たまりに映って、落ち葉が浮いている。落ち葉にはテントウ虫。この落ち葉は、ページを畳んだ状態では、まだ樹についているという仕掛けです。ほんと、すてきな一冊なのです。

24.08.2025 02:04 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

古書で買ったのだけど、まえの持ち主か、あるいは海外絵本の専門店 #タバネルブックス さんが、詩的な表現の一部テクストに翻訳をつけた付箋が、一部に残っていました。わたしの読解力では迷走しそうなところで、たいへんありがたいのです。たとえば Between のこれ、すごくいいテクストです。「ふらふらとよろめくは、上がっているときでも下がっているときでもなく、二人の笑顔が真んなかで出合ったとき」

24.08.2025 01:51 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

@kichie285 is following 16 prominent accounts