ぬま's Avatar

ぬま

@pinoakkey.bsky.social

20世紀仏哲学、近代政治哲学、精神分析、現象学に関心があります。レヴィナスをしばらく勉強し、最近ではバトラーをよく読みます。たまにnoteも書きます。 https://note.com/pinoakkey

55 Followers  |  37 Following  |  841 Posts  |  Joined: 30.01.2024  |  2.1954

Latest posts by pinoakkey.bsky.social on Bluesky

試験、頑張ってください!陰ながら応援しています!

28.10.2025 21:58 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

もっと体力に余裕があれば…と若い時の有り余る体力が今はもはや羨ましいです笑。

27.09.2025 06:52 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

僕は『全体性と無限』を1時間読んだだけで、だいぶ疲れてしまいます。レヴィナスだけではないのでしょうが、前景化されていない知識や情報が多くて、読者側で汲み取る労力が大きいのかなという気がしています。

24.09.2025 14:10 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

主体は行為の反復によって構築されたものであり、安定的な主体など本来どこにも存在しないからだ。だが、バトラーは、そのような主体の不安定さが、むしろ性の様式を規定する法を、まさにその内部から撹乱する可能性でもあるという。法の内部から「パロディ」的に行為を反復すること、いわば「失敗したコピー」を反復し続けることで、既存の法をズラしていくような実践を主張している。

18.08.2025 07:16 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

バトラー『ジェンダー・トラブル』読了。何箇所か飛ばしてはいるが読了に2ヶ月弱かかった。あまり長く読みすぎるのもよくないなと思いつつ、複雑で込み入った晦渋な文体になかなかに惹かれるものがある。バトラーは、「男」を無色透明な普遍的主体と見なす存在論に対抗するために、「言語」の獲得を通じて「語る私」として「女」というカテゴリーを普遍化するウィティッグを批判する。結局それは、フェミニズム理論が批判してきたはずの男性主体の普遍化と同じロジックに陥っている。また、普遍的な主体として措定すること自体が誤りであるとも述べる。

18.08.2025 07:16 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

フロイト『自我論集』に収録された「自我とエス」(1923)を読んでいる。これまでフロイトは、「無意識的なもの」はすべて「抑圧されたもの」であると論じてきたが、「抑圧されていない無意識」すなわち「無意識的な罪責感」という新たな概念を分析する必要性に思い至る。それはまた「自我理想」や「超自我」と呼ばれ、エディプス的状況における二重の同一化、「父への同一化」と「母への同一化」の間で生じる「沈殿」であるという。

17.07.2025 11:00 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

男根主義的な権力関係のなかで構築されたセクシュアリティを「パロディ」的に反復することで、(バトラーにお馴染みの用語でいえば)「パフォーマティヴ」に反復することで、安定的な主体という幻想を「撹乱」する可能性を説く。

12.07.2025 07:34 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0

バトラー『ジェンダー・トラブル』第1章読了。あまりにも有名な一節、「セックスはつねにすでにジェンダーなのだ」(p.29)。生物学的性差あるいは自然なものとして措定される「セックス」は、実は、社会的性差としての「ジェンダー」と同様に、権力と言説の力学によって偶発的に生産された社会的構築物であることを、大胆に定義した一節である。本章では、フェミニズムの主体を「女」という普遍的・統一的なカテゴリーとして措定するイリガライらの態度を、フーコーやウィティッグの言説を通じて批判したうえで、

12.07.2025 07:33 — 👍 5    🔁 0    💬 1    📌 0

たしかに執筆スピードすごいですよね。感想も楽しみにしております!

06.07.2025 12:46 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

渡名喜先生の、幅広いお仕事ぶりにはいつも感心させられます。私もシャマユーには興味があり、いずれチャレンジしてみたいです。

06.07.2025 10:52 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
Preview
古怒田望人/いりや『クィア・レヴィナス』を読んで|ぬま 古怒田望人/いりや『クィア・レヴィナス』(青土社、2025)読了。異性愛規範・シスジェンダー主義的なレヴィナスのテキストを、クィアな人々の生の様式そのものへと開くという大胆な切り口と、その反面、 レヴィナスがクィア・リーディング可能であることを丁寧に論証し、ひとつひとつ確認していくように進めていく細やかな姿勢との両立は、(直接お会いしたことはないが)いりやさんその人を体現しているように思えた。 ...

素敵な『クィア・レヴィナス』評が届きました。ぜひお読みください!
note.com/pinoakkey/n/...

20.06.2025 12:13 — 👍 6    🔁 3    💬 0    📌 0

最近こちらでつぶやいていなかったが、なんだかんだ色々ありつつも生きています。

15.06.2025 07:23 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

「大洋」のような悲惨と苦悩に溺れてしまう。恐ろしいのは、「同情」では解決不可能な社会問題を、「哀れみ」の「無感覚」によって処理することで、反革命の疑惑を持つ者に対する殺人的暴力へと変化してしまったことである。このような情緒や感傷は、社会が生み出した「偽善」の「仮面」を剥ぎ取り、自然的な人間、怒れる人々の姿を暴き出した。皮肉にも、その意味で、恐怖政治は法的保護を奪われた人々の間の「平等化」を達成してしまったのだ。

29.05.2025 09:49 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

アレント『革命について』第2章読了。なぜフランス革命は疑惑と暴力に満ちた恐怖政治に陥ったのか。それはロベスピエールが「哀れみ」という「感傷」を政治的領域に持ち込んだことに端を発する。「哀れみ」は「同情」と似て非なるもので、「肉体的に打ちのめされることなく、その感情的距離を保っているから、同情がいつも失敗するところで成功を収めることができる。」「同情」は特殊的なもの・個人的なものにのみ関わる情緒である。そのため「多数性」を前提とする政治的領域の連帯形成や問題解決は本来不可能である。ところが、ロベスピエールは、この特殊的な「同情」を、一般的な「哀れみ」と混同してしまい、

29.05.2025 09:49 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
Preview
ガザ当局 イスラエル軍が地区の77%掌握 住民を強制退去と非難 | NHK 【NHK】イスラエル軍はパレスチナのガザ地区での軍事作戦を拡大し、掌握する地域を広げています。ガザ地区の当局はすでに地区の77%が…

ガザ当局 イスラエル軍が地区の77%掌握 住民を強制退去と非難
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20250526/k10014816581000.html

25.05.2025 20:36 — 👍 5    🔁 3    💬 0    📌 0

例えば、アメリカ革命では貧困がもたらすような「不幸」や「欠乏」が原動力とはならず、政治的活動に参加できる「自由」の獲得が動機となって生じた。他方、フランス革命は貧困の問題が引き起こす「同情」のみが原動力となっていた。これはルソーの「哀れみ」という「生来の感情」の概念に最もよく表れているが、実際この「同情」は「身振り」であって「言語」ではないため、善の行使は最終的には暴力の形式をとらざるを得ない。したがって「同情は「永続的な制度」を確立することはできない」。

24.05.2025 12:54 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

アレント『革命について』第2章中盤まで読了。まずアレントは、マルクスは「社会問題」が革命の原動力になりうることを発見したと述べる。「社会問題」とはすなわち「貧困」であるが、この「貧困」は生命維持という「必然性」に縛られており、革命はこの貧困の解決が目的であると考えられた。革命の目的が、政治的な「自由」から物質的な「豊かさ」へと変化したのである。ところが、マルクスに典型的な「すべての革命の起源は社会的なものであるという十九世紀の偏見は、依然として十八世紀の理論や経験にはまったく欠けていた」。

24.05.2025 12:53 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

歴史の必然として起こる。このような革命観はヘーゲルの哲学にも共通している。

18.05.2025 01:37 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

アレント『革命について』第1章読了。「革命」概念は、天体の周期的運動という意味で「不可抗力」を含んでいたが、やがて「歴史的必然」へと変化した。フランス革命の担い手たちは、「歴史と歴史的必然の代理人」と自負するが、実際、「その主役たちのだれひとりとして事件の成行きをコントロールでき」ないばかりでなく、「その成行きが人びとの意志的な目的とまるで関係のない方向に進んだだけでなく、逆に生き残ろうと思えば自分たちの意志や目的を革命の匿名の力に従属させなければならなかった」。つまり、相反するかのように見える「自由」と「歴史的必然」は革命において一致する。革命は主体の意志とは関係なく、

18.05.2025 01:36 — 👍 5    🔁 0    💬 1    📌 0

「総合」は次の三つに分けられる。第一に「生産の接続的総合」、第二の「登録の離接的総合」、第三の「消費の連接的総合」である(それぞれについては今後理解を進めていく)。

14.05.2025 04:12 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』第2章を読んでいる。相変わらず複雑でよくわからないが、大まかな流れとして、フロイト以降の精神分析は、本来無関係であるはずの「性愛」と「家族的コンプレックス」とを「溶接」することで、「無意識の生産」をオイディプス的構造に閉じ込めてしまう。オイディプス的精神分析の批判を通じて彼らが目標とするのは、「オイディプスの首枷を吹きとばし、いたるところで欲望的生産の力を再び見いだすために、無意識の領野も歴史的社会的領野も分裂症化すること」である。そもそも性愛と家族的コンプレックスのこのような混同は、「総合」の「不当な使用」に起因しているという。

14.05.2025 04:12 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0

最近は「家族」の在り方について考えを巡らせる機会が増えた。もちろん、直接的なきっかけとしては結婚や出産があるものの、それ以上に、妻の実家が家族観が、僕が抱いている家族観に再考を迫っている。

11.05.2025 08:32 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

彼が唱えるのはあくまで「国家」の樹立であり、かつてのローマ帝国の「復旧」を意味していた。そこには、近代的革命概念に含まれる「新しいはじまり」も「新しさのパトス」とも「無縁」である。もちろん「中世および中世以降の理論でも、正統な謀反とか、樹立された権威にたいする蜂起とか、公然たる挑戦や不服従のようなものは知られていた、しかし、このような謀反の目的は権威そのものら樹立された秩序そのものにたいする挑戦ではなかった」。それは「たまたま権威をもっていた人間を取り替えることを目的」としており、「だれが自分たちを支配すべきかを決定するものと考えられていなかった」。

11.05.2025 08:26 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

アレント『革命について』第1章中盤まで読了。「革命」は近代以前にも用いられていた政治的概念ではあるが、それは「事物の変化」あるいは「政情の変動」にとどまっていた。元々「革命」という概念は、天文学における天体の「循環する周期的運動」を指しており、それが政治的領域に転用された当初は、人間を超越した抵抗しがたい永遠不変の循環を意味していた。近代以降、それ以前とは全く異なる意味合いが付与される。それは非支配者が支配者を打倒して新たな秩序を創設する「はじまり」という意味である。例えば、マキャヴェリの政治理論においては、近代的革命概念に通ずる要素がないわけではないのだが、

11.05.2025 08:26 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

子供の散歩を終えて帰宅。お昼。

11.05.2025 02:39 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

久しぶりにキリンの一番搾りを飲んだ。美味い。あまり夜に響かない程度に嗜む。

10.05.2025 12:31 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

慢性的な寝不足だから寝れる時に寝た方がいいのだけど、休日に寝るともったいないと感じて、睡眠を蔑ろにしてしまう。楽しむための休日と、寝るだけの休日を分けたいな。

10.05.2025 08:14 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

小一時間昼寝するつもりが、3時間も寝てしまって、無事休日の一人時間が終了した…。

10.05.2025 07:52 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

そろそろ17時。子供が落ち着いていたら夕飯やらお風呂やらの準備をぼちぼち始める時間帯。あるいは、今日も一日終わるのかと時の流れの早さについ溜め息を吐いてしまうような、そんな一抹の淋しさを覚える時間帯。

06.05.2025 07:53 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

本日は雨のため家でゆっくり。子供をあやしていると風のように時間が過ぎ去っていく。

06.05.2025 03:22 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

@pinoakkey is following 18 prominent accounts