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麻里邑圭人

@mysteryeq.bsky.social

ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」

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【本日のお届けもの】

30.10.2025 11:58 — 👍 2    🔁 1    💬 0    📌 0
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【本日の回収物】

30.10.2025 11:57 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

唯一の例外と言えるのは初出時から青春ミステリの傑作として名高い「スプリング・ハズ・カム」で普通のミステリなら怒り出しそうな人もいるかもしれない真相にある仕掛けを絡めることで取り戻せない青春を際立たせている点が実に秀逸。

その他の収録作もミステリ的には弱いとはいえ謎が解かれることで隠された人の想いを際立たせる構成が巧く、作者の過去作のように本格ミステリとして過度な期待をせず、小説としてみるなら充分傑作の水準は満たしている作品集である。

30.10.2025 04:27 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

梓崎優「狼少年ABC」読了。古い日記に書かれた男女の恋の行方。どうやって撮影したか分からない雪上の傘と足跡。幼い記憶に残る巨人の姿と喋る狼。そして高校の同窓会で明かされる放送室ジャック事件の真相……大人になる前の特別な時間を鮮やかに切り出した四編を収録。

約十二年ぶりとなる作者の三作目は様々な形の青春を描いたミステリ短編集。とはいえミステリというにはフレーバー程度だったり既に幾つか前例があったりするものが殆どで、どちらかといえば公式の内容紹介にある通り「ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説」集と言った方が相応しいかもしれない。

30.10.2025 04:27 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

なお七河はまだ入荷していなかった(血涙)……。

29.10.2025 11:43 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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【本日の回収物】

29.10.2025 11:40 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0

感覚的には奉太郎の姉に近いかと←

29.10.2025 09:48 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

主人公にうざ絡みして消えていきましたね……。

29.10.2025 09:26 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

ヨコシマペンギン「猫灰だらけの解き直し」3巻読了。日常系学園ミステリ漫画の最終巻……なのだけど思わせぶりな新キャラが登場して暗号クイズと神経衰弱をやっていたらいつの間にか終わっていた印象。一応物語的には1巻と繋げてはいたが、それが却って打ち切り感を際立たせていて何とも悲しい……。

ちなみに1巻を読んだ当初は所々謎めいた舞台設定に絶対何かしらの仕掛けがあるだろうと思っていたのだけれど、どうやらそんなものは一切なかった模様()

29.10.2025 00:06 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
Post image 28.10.2025 14:14 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

そこから犯人を絞り込んでいく過程で暴かれていく奸計の中にはあまり効果を上げられていないのもあるものの、それを差し引いてもSF設定に巧く仕掛けを絡めることで、意外な犯人の正体とその動機を密接に繋ぎ合わせ、際立たせることに成功している点が実に秀逸。

もっとも謎解き後の展開についてはややご都合主義に感じる人もいるかもしれないが、これはこれでお約束として充分許容できる範囲のものであり、個人的には「揺籠のアディポクル」以来の会心の出来と言っていいだろう。

28.10.2025 14:11 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

市川憂人「もつれ星は最果ての夢を見る」読了。宇宙開発コンペに参加するため地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの夜河零司と相棒のAI・ディセンバーは別の区域にいるはずの競合相手が何者かに銃殺されているのを発見する。そして彼らはそれを機に謎の連続殺人に巻き込まれていくことに――。

地球から十光年離れた未開の星で起きた連続殺人の謎にエンジニアとAIのコンビが挑む長編ミステリ。SFらしいスケールの大きさを活かしたホワイダニット的展開で読者を惹きつける一方、フーダニットに関してはある鮮やかな逆転劇から思いのほかシンプルなロジックと伏線で魅せてくれるのがまず好印象。

28.10.2025 14:11 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
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【本日のお届けもの】

28.10.2025 12:22 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
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【本日の回収物】

27.10.2025 11:56 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

また毒殺事件の方でもちょっとしたトリックが用意されているものの、いかんせん抄訳だからなのか肝心の描写が省略されているのが残念。中編版でも十分面白い内容と言える反面、色々と物足りなさを感じるのも事実で、いつか長編版が訳される日がくることを祈りたい。

24.10.2025 12:51 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

ルーファス・キング「深海の殺人」読了。海難事故に遭い無人島に漂着した十人のうち大富豪ローレンス・サッカーと航海士クラインが姿を消した。サッカーの遺産を狙った犯行ではないかと囁かれる中、今度はサッカーの友人が毒殺される事件が発生。事件を捜査するヴァルクール警部補の推理やいかに?

作者の看板探偵であるヴァルクール警部補シリーズの七作目にあたる長編ミステリを抄訳した中編版。海難事故の最中に起きた殺人という異色の設定とテンポよく展開する事件に作者らしさを感じつつも特筆すべきはやはりまさかの場所での謎解きと最初の事件における思いのほか(?)凝ったトリックだろう。

24.10.2025 12:51 — 👍 4    🔁 0    💬 1    📌 0

そんな本作だがミステリとしては必ずしも出来がいいとは言い難く、論理的に解き明かしても肝心の真相が今ひとつなのが難。唯一人を狂わせる館を扱った第三話は現象こそこの手の話では定番のものながら館が建てられた動機に捻りがあって○。とはいえ探偵役のキャラはいいのでシリーズ化に期待したい。

24.10.2025 11:11 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

久青玩具堂「奇想怪談×天外推理 今日も彼女と”溜息”のオカルト研究会」読了。高校生の水井境太郎が出会ったオカルト研究部部長・宇都機理世は呪われていると噂される謎多き少女だった。子供を攫う天狗、男を呪う妖刀、人を狂わせる曰く付きの館……彼女はホンモノの怪異を求めて今日も怪談の謎を解く。

オカルト研究部の部長を務める謎多き少女が怪談の裏に隠された真相を暴く全三話構成の連作ミステリ。まず本作がユニークなのは理由付けができないもの、反証できないものこそがホンモノの怪異という探偵役の主張であり、それを踏まえて怪異の真偽を検証した結果、謎を解くことになってしまう点だろう。

24.10.2025 11:11 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
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【本日の回収物】

23.10.2025 11:39 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

「M3GAN/ミーガン 2.0」観了。ホラーだった前作から一転アクションになったのはまだいいとして全体的に面白くなりそうな要素はあるのにいまいち突き抜けきれていない中途半端さが気になる(それはギャグとシリアスどっちつかずのストーリーにも言えるが)。新しいことへの挑戦自体は理解できるものの、スタイリッシュだった前作と比べると明らかに物足りなさが否めない作品である。

22.10.2025 17:14 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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【本日のお届けもの】

22.10.2025 11:56 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image 21.10.2025 13:52 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

正解!(映画館で観た人)

21.10.2025 13:50 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

そんな夫が唯一鍵をかけて誰にも見せない開かずの間の謎が明かされることで新妻の恐怖が加速するのも○でその高まったサスペンスを終盤まで維持し続けた点は流石と思う反面、真相の意外性に関しては書かれた時代を考慮してもやはり物足りなさが否めない。あくまで過程のみを楽しむのが吉な作品である。

21.10.2025 13:37 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

ルーファス・キング「青髯の妻」読了。リリの再婚相手・新聞社を経営するアールには血腥い犯罪が行われた部屋を蒐集する奇癖があった。そのコレクションのうち十三号室だけ開かずの間になっている事実がアールの前妻の死と絡んで、いつしかリリに彼が殺人鬼ではないかという疑惑を抱かせることに……。

夫がかの青髯と同じ殺人鬼ではないかと疑うようになった新妻の恐怖を描いたサスペンス長編。本作が上手いのは何と言っても夫の異常性を物語るエピソードとして血腥い犯罪に纏わる部屋を再現した上で蒐集しているというどう考えてもヤバい設定を用意したことだろう。

21.10.2025 13:37 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
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【本日のお届けもの】

21.10.2025 11:53 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

しかしながらそれと連動した小粋なネタ(お約束ともいう)が幾つか盛り込まれているのでたとえ途中で仕掛けに気付いてしまっても楽しめることだろう。その一方で昨今の攻撃的な社会をテーマに取り入れている点が興味深く、それを作者ならではのセンスで巧くエンタメとして昇華した良作である。

21.10.2025 10:27 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

伊坂幸太郎「さよならジャバウォック」読了。夫から毎日言葉による虐待を受けていた量子はある日直接暴力をふるわれて咄嗟に夫を殺してしまう。そこへ最近再会した大学時代の後輩・桂凍朗が突然訪ねてきて、まるで全てを察していたかのようなことを量子に告げる。一体彼は何を知っているのか?

夫を殺してしまった妻が予想外の事態に巻き込まれていく長編ミステリ。倒叙サスペンス風な冒頭から一転タイトルが象徴する鏡の国に迷い込んでしまったかのような不可思議な物語が展開していく点はさすがと思わせる反面ミステリとしてみると仕掛け自体はかなり早い段階で読めてしまうかもしれない。

21.10.2025 10:27 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0
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【本日のお届けもの】

18.10.2025 07:02 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

「チャイルド・ゾンビ」観了。原発事故で漏れた放射能によってゾンビ化した子供たちが次々と人を襲う話という時点で明らかにB級ながら音楽で盛り上げつつテンポよく人が死んでいくので観ていて飽きないのは○。あとゾンビといっても相手に抱きついて焼き殺したり手首が弱点だったり(なぜか日本刀で切り落とす)という独自色もあり、ブラックなオチも含め嫌いではない。

18.10.2025 06:58 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

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