ミステリで知る全米50州: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ
早川書房オフィシャルサイトのミステリで知る全米50州ページです。当サイトでは、ミステリ、SF、海外文学、ノンフィクションの名作から最新刊まで、幅広いジャンルを網羅した書籍の情報を提供しています。早川書房の世界を、こちらの公式サイトからご堪能ください。
【読書日記】渡辺博史『ミステリで知る全米50州』(早川書房、2025年)
著者によれば、50州でミステリはきっと見つかるに違いないと安易に思い込んでスタートしたが、人間が犯罪を起こす以上、犯罪事件を見つけることの難しさは州の面積ではなく州の人口に比例すると思い至ったもの時すでに遅しで、見つけるのに苦労した州のひとつノースダコタ州では、1作しか紹介されていない。逆に1作見つかったのは上出来と言うべきか。
各州の最初に州のキャッチコピーと愛称、州都と最大都市、その他面積や人口等の基本データがついているのがありがたい。
25.10.2025 06:12 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前[完全版]』、2025年12月25日頃刊行!
株式会社 東京創元社のプレスリリース(2025年10月23日 10時31分)ウンベルト・エーコ『薔薇の名前[完全版]』、2025年12月25日頃刊行!
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前【完全版】』(河島秀昭、河島思朗訳、東京創元社、2025/12)
同書刊行予定の告知末尾に次の一文がありました。
「※[完全版]は現行版と同じく四六判上製での刊行となります(文庫化の予定は現時点ではございません)」
聞くところによると、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』(新潮文庫で文庫化済み)とエーコの『薔薇の名前』が文庫化するとき、この世は滅びるとも予言されていますが、東京創元社は世界を消滅から守る強い意思を示してくださっています。
買います。
prtimes.jp/main/html/rd...
23.10.2025 09:09 — 👍 78 🔁 35 💬 1 📌 1
この作品、温さんが紹介していて手に取ったのだが、見過ごしてしまいがちなもの、見逃してしまいがちなものを丁寧に掬い取って、さまざまな視点から描いていて、ものすごく面白かった。
22.10.2025 13:37 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
桐島、部活やめるってよ/朝井 リョウ | 集英社 ― SHUEISHA ―
映画化大ヒット青春小説!バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。(解説/吉田大八)
【読書日記】朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(集英社文庫、2012年)
今さら読書の極み。
平成の地方都市の共学の公立高校生の生態や心理ってこうだったんだな。昭和の首都圏の私立女子高の生徒だったおばさんでわかるところもあれば、わからないところもあり。とはいえ、わかるところが多いのは、若者(のアホさかげん)はいつの世も変わらないということか。
高校時代の序列がこれほどまでに残酷に描かれていても、敗者側も一皮むけば、もしくは見方を変えれば勝ち組だったりする。映画部のふたりだって、栄誉ある賞を受賞したし、実は隠れファンもけっこういるし、何より映画を語り、撮る楽しさを大事にしているし。
22.10.2025 04:29 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
そこに工場があるかぎり/小川 洋子 | 集英社 ― SHUEISHA ―
作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!<目次>細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (...
【読書日記】小川洋子『そこに工場があるかぎり』(集英社文庫、2025年)
ものづくりの現場も、小川洋子にかかると、彼女の小説の舞台のような妖しさと魅力を放つ。わたしがいつか乗ってみたいと思っている、幼児がすし詰めになって乗って移動しているキャンバス地のカートを製作しているのが五十畑工業だというのを知れただけでも、この本を読んだ甲斐があった。ちなみに、あの製品はサンポカーという名称だ。つくっているのが墨田区向島というのも、ぴったりではないか。この会社では、高齢者用や飼い犬用のカートも製作している。まさにゆりかごから墓場まで、である。
20.10.2025 09:26 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
📢Breaking News📢
『半分姉弟』英語版を出していただくことになりました🙌
2026年夏刊行予定なんですがすでにめっちゃいいねされててビビる!!
英語圏の方々はエスニシティ表象に関してはとても感度が高いでしょうし、
正直ちょっと緊張してます…!
でも何か感じとってもらえたら嬉しいな☺️🌼
Thanks a million🤝✨✨✨
x.com/vizmedia/sta...
20.10.2025 01:30 — 👍 216 🔁 88 💬 0 📌 6
『老いを読む 老いを書く』(酒井 順子) 製品詳細 講談社
「老い本」(おいぼん)とは、人々の老後への不安と欲望にこたえるべく書かれた本のこと。 世界トップクラスの超高齢化社会である日本は、世界一の「老い本」大国でもある。 昭和史に残る名作から近年のベストセラーまで、「老後資金」「定年クライシス」「人生百年」「一人暮らし」「迫りくる死」などトピック別に老い本を厳選し、日本の老いの精神史を鮮やかに読み解いていく。 老いを満喫中の方も、予習中の方も、老後をメタ...
【読書日記】酒井順子『老いを読む 老いを書く』(講談社現代新書、2025年)
長谷川町子の「意地悪ばあさん」を取り上げた箇所が面白い。本名が伊地割石(いじわる・いし、「意地悪いし」)とは知らなかった。腹が黒い意地悪さというよりは、正直で嘘をつけないが故の意地悪が多い。その意地悪ばあさんも、長男夫婦の家に同居し、長生きしすぎと暗に言われてしゅんとしたりすることもあったとは。連載当時、意地悪ばあさんの年齢設定は70代後半、今じゃ年寄りのうちに入らない。青島幸夫がまさかのお婆さん役を演じたテレビドラマでは、そんな陰影部分はわからなかったな。青島幸夫に主役のお婆さん役を演じさせたのは面白かった。
19.10.2025 08:55 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
大番 完結篇 - 作品情報・映画レビュー -
週間朝日に連載され話題をよんだ獅子文六の小説「大番」の映画化の第四作で、完結編である。「ぶっつけ本番」の笠原良三の脚色、「弥次喜多道中記」の千葉泰樹の監督、同じく「弥次喜多道中記」の西垣六郎の撮影、と前作と同様のスタッフ。出演者もギューちゃんの加東大介をはじめ、淡島千景・原節子・青山京子らのお馴染みの顔ぶれに、団令子・山村聡が新たに加わる。Perspecta Stereophonic Sound。
【映画日記】加東大介主演『大番 完結篇』(1958年)@神保町シアター
最後の最後で、相場師として現場に戻るギューちゃん。証券会社なんてしゃれた名前ではなく、株屋としての矜持を胸に、いきいきと場立ちに戻る。努力と才能の人、という意味では、限りなく職人に近い。才能があれば報いられる世界がかつてたしかにあった、というのが懐かしくなる。
大金持ちになって成金丸出しの行動で周囲を呆れさせても、愛嬌があるおかげでどこか憎めず、おまきさんと新どんに支えられたギューちゃんという人物を堪能した作品だった。
18.10.2025 08:22 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
障がい抱えた山下泰裕さんが心境語る 「真の柔道家か試されている」:朝日新聞
2023年に頸髄(けいずい)を損傷し、治療やリハビリに専念していた日本オリンピック委員会(JOC)前会長の山下泰裕氏(68)が15日、朝日新聞などのインタビューに応じた。負傷後初の取材で、ケガをした…
柔道の山下さん、こんなことになっていたとは知りませんでした。ご家族の支えあってのことでしょうが立派な姿勢。心技体の最後にあるのはやはり心なのですね。
有料記事をプレゼントします。日本時間 10月19日 06:41まで(米国東部夏時間 10月18日 17:41まで)全文お読みいただけます
障がい抱えた山下泰裕さんが心境語る 「真の柔道家か試されている」:朝日新聞 digital.asahi.com/articles/AST...
17.10.2025 21:50 — 👍 7 🔁 3 💬 0 📌 0
続々 大番 怒涛篇<東宝DVD名作セレクション>
Product Description A man's chest luck! Gyu-chan is coming in the ocean where gold and women come in. 1916. Ukenosuke (Katodasuke) who carried a lot of debt, went back to home with his hometown overflowing with Kamaki Tanashima. Ukishinosuke has made an irico that became a regulation due to the Jinarasu change, selling it in Osaka, and the ship comes back to the village with working gloves and underground sacks. However, our Yami merchandise will not look like you thought and your partner is arrested. . According to the recommendation of Ushinosuke Omaki (Chikake Arashima), he decided to win again in the world of stocks While the dark clouds of war are approaching, Uchinosuke wins the victory with a "sold out" that does not match the bull's Gyu-chan. The third release of the painful masterpiece series. 108 minutes / Monochrome / Standard / Single side 2 layers / Audio: Japanese mono (original), Dolby Digital, Subtitles: Japanese barrier-free subtitles. Video Bonus: Steel Gallery Original work: Bunrik Lion / Director: Yasuki Chiba / Writer: Ryomi Kasahara / Music: Katsu Sato / Production: Masaki Fujimoto CAST: Daisuke Kato, Chikage Obashima, Akiko Hirata, Sotoko Hara, Kyoko Aoyama, Rirhei Miki, Rojun Tata. Product specifications, contents, and designs may change without prior notice Content (from Oricon Database) 昭和13年。多額の借金を背負った丑之助はおまきをふりきって、故郷に帰った。丑之助は、支那事変の影響で統制品になったイリコを船を仕立てて大阪で売りさばき、帰りの船には軍手や地下足袋を積み込んで村で売ろうと目論む。しかし、にわかのヤミ商売は思ったようにはいかない。丑之助はおまきの勧めにしたがって、再び株の世界で勝負することを決意した。「ブルのギューちゃん」に似合わない「売り」で勝負に出るが…。
【映画日記】加東大介主演『続々大番 怒涛篇』(1957年)@神保町シアター
このあとの『大番 完結編』と合わせて観たのだが、中身がごっちゃになってしまった(恥)。闇屋商売から奮起して立ち上がるところはよかったな。
若いころの仲代達矢にぐっときた。スーツを着こなすスタイルに見惚れる。無粋が売りの加東演じるギューちゃんと対照的で、いいコンビ。
加東の泣いている顔が、いっしゅん沢村貞子にそっくりだった。それまでそんなこと思ったことないのに、ああ、姉弟なんだな、とあらためて実感した。そういえば、これ、姉弟共演してるんだった。沢村が加東の母役という配役の妙。
16.10.2025 06:29 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
10月17日 名古屋ハートランド
いまみちHighTime ロクゾロはじめLIVE
開場開演時刻告知の訂正です。正しくは
開場18時半 開演19時になります
明日の名古屋Heartlandの告知
正しくは開場1830 開演1900
年内ラスト、最初から観ていて
ほしいので、これみかけた方は
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16.10.2025 04:12 — 👍 6 🔁 2 💬 0 📌 0
田畑勇樹『荒野に果実が実るまで』特設サイト
京大からアフリカへ、新卒アフリカ駐在員の著者が飢餓の大地で奇跡を起こす奮闘記。第22回 開高健ノンフィクション賞最終候補作を集英社新書より書籍化。
【読書日記】田畑勇樹『荒野に果実が実るまで 新卒23歳アフリカ駐在員の奮闘記』(集英社新書、2025年)
若い人が何かを成し遂げる話が好きだ。本書は京都大学農学部を卒業してNPOに就職し、上司とピザを食べながら雑談していたら1週間後にウガンダに行くことになった。この機動力と柔軟さがNPOだな、と思う。前例ややらない理由やできない理由を蹴飛ばして、いいと思ったら即実行。
自ら「援助屋」を名乗る著者は、住民がこれからもずっと野菜を収穫して食べていけるように、そして現金収入も得られるように、在来種の種をまき、作物を育てることを教える。若書きだが、志と情熱がページの端々から伝わってきた。
11.10.2025 01:30 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
大番<東宝DVD名作セレクション>(TDV35150D)|新着ブルーレイ・DVDカテゴリー|TOHO theater STORE|
大番<東宝DVD名作セレクション>(TDV35150D)|新着ブルーレイ・DVDカテゴリー|TOHO theater STORE|
【映画日記】獅子文六原作『大番』(1957年)@神保町シアター
本作は、破天荒な相場師ギューちゃんこと赤羽丑之助の青春編だ。当時、加東大介は40代後半、それで18歳を演じていたので、ある場面で年齢を訊かれて「18です」と答えて「ずいぶん老けてんなあ」と返される場面で、客席のあちこちから笑い声があがった。
今回も淡島千景はかわいかった。背筋がピンと張ったしっかり者の可愛らしさを演じさせたら、この人の右に出る者はいないんじゃないか。
昭和30年代の日本橋で、昭和一桁の街並みが再現できたんだろうか。それともセットだったのかな。日本橋の獅子の青銅像は昭和初期にはすでにあったのか。
09.10.2025 09:29 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
『占星術殺人事件』(島田 荘司) 製品詳細 講談社
密室で異様な死体となって発見された画家がのこした奇怪な遺言状。その内容は“肉体を支配する星座に従って、6人の若い女性から必要な各部を切り取り、新しい不滅の肉体を合成する”というものだった。そして1ヵ月後、6人の女性が行方不明となり、遺言通り次々にバラバラ死体となって発見された……。日本ミステリー史上に燦然と輝く傑作。御手洗潔(みたらいきよし)初登場!
【読書日記】島田荘司『占星術殺人事件 改訂完全版』(講談社ノベルス、2008年)
1981年に刊行されて以来、名作の誉高いのは知っていたが未読だった。
占星術の講義が延々と続くのでちょっと中だるみするが、昭和の探偵って、こういう典型的な変人だったよなあ、と思い出させる御手洗潔のキャラクターで読ませる。この御手洗が、ホームズをけちょんけちょんにけなすのだが、どれも的を射ていておかしいのなんのって(のちに彼はホームズをけなしたせいで罰が当たる笑)。
じっとりとした情念、変人が探偵、まんまと目くらましに引っかかった爽快感、昭和の名人芸のミステリだ。
08.10.2025 07:50 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
まちがえたい!!
05.10.2025 22:32 — 👍 132 🔁 27 💬 0 📌 1
何度もRPすみません!
メタノイアさんのマンスリーサポーター募集キャンペーンが今日の23:59までとのことで、拡散だけでもしてもらえると大きなパワーになるはずです😭✨よろしくお願いします…👊
06.10.2025 03:22 — 👍 31 🔁 46 💬 0 📌 0
絵葉書のように -武田百合子 著/武田花 編|中公文庫|中央公論新社
【読書日記】武田百合子著、武田花編『絵葉書のように』(中公文庫、2023年)
赤坂住まいの日々を切り取った文章に引き寄せられる。アークヒルズができた、という文章があって驚くが、アークヒルズの第一期(とでもいうのか)は1987年に完成していて、百合子はまだ生きていた。赤坂、六本木、西麻布のあたりは、森ビルが再開発する前は個人商店がたくさんあった。
当時の個人商店の店主や従業員、住民、すれ違った人々をよく見ているなといつもながら感心する。読者側からすると、ときに意地悪に、ときにユーモラスに描写しているように思えるが、百合子はまったく悪意がない。それだけに性質が悪い。わたしは好きだけどね。
06.10.2025 01:30 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
「誰ですか!?お菓子いりますか!?」
お菓子を持って目を輝かせる女の子。
「◯◯ちゃんはいつもお菓子を持ってるんですよ」
「そーいうことはありません!!あなた怖いです」
独特なツッコミ。
「おしゃべりな子は習熟も早いそうです。」
「こういう教材もあった」
プリント:「家では家族と( )で話しています。あなたが( )でできることは何ですか?」
「私は中国語で歌を歌うことができます」
「自分の気持ちを発表することができます」
「中国語で友達に怒ることができます」
教材を発表する中国出身の女の子。
「だって思春期になったら親との会話なんて『メシ。』くらいになりますよね!?」
説明するスタッフ。
「日本語を覚えるにつれて、母語を忘れてしまう子も多い…。
子どもや親にとっては母語もまた大切なアイデンティティ。」
「多文化共生には色々な考え方があるけど、ざっくりと…
『同化』→移住先の社会に合わせて自己を修正していくことを求める
『統合』→自己の文化やアイデンティティを保ちながら、新しい文化を共に築いていく」
「日本の生活には馴染んでほしいけど、『同化』してほしいわけではない。
自分のアイデンティティも大切にしてほしいと思ってます。」
将棋をやって盛り上がる2人の男子。
「こんにちは!将棋やってるんですか?」
と藤見が声をかけると、
「あ…ハイ…(スン…)」
とそっけなく返答される。
「ちゅ…“中学生”だ!!」
「授業の合間の『たけのこタイム』はみんなでやりたいことをやる時間。」
ジェンガや将棋、UNOなど楽しいものたち。
真剣に勉強に取り組む2人の子ども。
「10代半ばの子たちはとても真面目に勉強していた。
15歳前後で来日した子の戦いはけわしい…
高校受験でも就職でも人生の大きな大きな関門に立ち向かうことになる」
えっへん!とした顔でクイズを出してくれる子。
「国籍はポルトガルです
サッカー選手です
マディラ島のフンシャル出身です
ポジションはフォワードです」
「ええ〜〜クリロナ?(クリロナしか知らない)」
「お調子者の12歳くんは『自転車をもっとも速く飛ばす方法』を教えてくれたよ」
ギュインギュイン!と低姿勢で自転車を運転する動きを見せてくれる。
ミックスルーツのスタッフさんに勉強を教わる、同じくミックスルーツの子ども。
「繊細なニュアンスの言葉もたくさん学んでいるね」
「『苦笑い』はそうだな…Dad Joke(親父ギャグ)を聞いて笑ってる時とか?」
「世界中でつまんねえギャグの代名詞にされるお父さんたち…」
「先輩」として関わる多様な多様なルーツのスタッフさん
「ミックスとしての悩みにもちょっとでも寄り添えたら…」
「同じ目線で丁寧語で接するスタッフさんたちの姿が印象的でした」
1コマめ
「代表:山田拓路さんにお話を伺った」
山田さん「日本には学校に通えていない難民・移民の子どもが数百〜数千人いると言われています」
2コマめ
「※教育基本法における『就学の義務』は日本国籍を持つ児童にしか適用されない」
部屋でスマホをいじっている子ども。
山田さん「10代半ばで一度も保育園、学校などに通ったことがない子もいるんです。」」
3コマめ
藤見「そもそも日本語がまったく分からない状態で突然学校に放り込まれるなんて大変すぎませんか?」
山田さん「本当に苦行だと思います」
4コマめ
教室で青ざめた顔をしている子ども。
山田さん「授業はただぼーっと聞き流すだけ
周囲からもからかわれたり劣等生扱いされたり…
母国では勉強ができた子ほど自尊心が傷つけられ苦しむこともあります」
(2/3)
04.10.2025 11:55 — 👍 142 🔁 56 💬 1 📌 0
「難民・移民ルーツの子どもたちに日本語を教える活動をしている「認定NPO法人メタノイア」さんの足立区・竹ノ塚教室に行ってきたよ!
歩く藤見と担当・中川さん。
「子どもたちは年齢や日本語の習熟度にあわせてそれぞれのテーブルに配置」
それぞれのテーブルで教材に取り組む子どもたち。
「こんにちはっ」
挨拶をしてくれる子どもたち。
「日本語は少しずつ理解しているけど発話はまだ難しい子もいる。もう一歩だ…!」
「年長さんってこんなに小さかったのかよ〜!可愛すぎる」
「みんなで手作りの紙飛行機を飛ばしていたよ」
飛行機を飛ばす子どもたち。
「じゃあ次は“高い”と“低い”で競争してみましょう」
しゃがんだり立ち上がったりして、子供達に日本語を教えるスタッフさん。
「遊ぶの中でいろんな日本語を学んでいく」
「これ子どもたちに…川勝徳重さんと津田周平さんのシールです」
子どもたちにシールを配る中川さん。
移民やそのルーツがある子どもたちに日本語を教える活動をしている団体「メタノイア」さんの足立区・竹の塚教室に見学に行った時のレポ漫を再々掲します🔥
すでに同じ社会で懸命に学びながら成長している子供達と、それをサポートする大人たちについて知ってもらえたら嬉しいです☺️🌷
(1/3)
04.10.2025 11:53 — 👍 511 🔁 293 💬 1 📌 8
十一郎会事件 梅崎春生ミステリ短篇集 -梅崎春生 著|中公文庫|中央公論新社
【読書日記】梅崎春生『十一郎会事件』(中公文庫、2024年)
それぞれの作品は完全なる謎解きではなく、人間の機微や心理に焦点が当たっている。第一部はシリアスな話が集められ、第二部はなんともいえないおかしみのある話が集められ、第三部は江戸川乱歩のいう「奇妙な味」が集められている。
表題作の「十一郎会事件」は、「十一郎」という名前がついた売れない画家が、彼の絵を買い取りたいという同名の金持ちの命を受けた男の頼みを断ったばかりに、面倒に巻き込まれてしまうお話。この売れない画家もしょうもない見栄を張ったのが災いし、一枚上手の男にまんまと騙される。その男の理由もこれまたしょうもない。そこがいい。
02.10.2025 04:57 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
新版 犬が星見た ロシア旅行 -武田百合子 著|中公文庫|中央公論新社
【読書日記】武田百合子『犬が星見た』(中公文庫、1983年)
『富士日記』に輪をかけて率直な百合子の物言いが爽快だ。自慢が嫌味にならないのは羨ましい。そして、気に入らない外国人のガイドに向かって思いっきり日本語で悪口を言ってイヒヒと笑ったり、「私でない女のわる口を聞いているのが、いい気持だった」と堂々と言ってのけたり。女傑である。
この旅の影の主役は錢高老人だ。錢高組の社長だか会長だかなのだが、ひとりで参加し、相部屋に泊り、何かにつけて「ロッシャはたいした国や。わしゃよう知っとった」と口にする。ひと昔前の関西弁なので、今は錢高老人のようにしゃべる人はいないだろう。
01.10.2025 02:14 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
ダンディズムについての個人的意見
一般書「ダンディズムについての個人的意見」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。
【読書日記】田村隆一『ダンディズムについての個人的意見』(リクルート出版、1990年)
これ、なぜか↓の情報は版元は角川書店で初版は1984年に刊行されたことになっている。なんでや。
第2章の酒に関する章は、ワイン、ウイスキー、ビールなどなど、さまざま酒の飲み方や思い出が生き生きと描写されている。1960年代後半のアイオワで、国際政治学を学ぶ美女と缶ビールを飲む話が実にロマンティック。「そこでぼくは、シュリッツ、バドワイザーなどのジャーマン・ネームの缶ビールを飲みはじめたら、雨が降ってきて、美女もぼくも酔っぱらってしまって、大学へ行くのを忘れてしまってさ」の一文に止めを刺された。
25.09.2025 06:48 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
【映画日記】ウェス・アンダーソン監督『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(2025年)@ホワイトシネクイント
ザ・ザ・コルダを演じたべニチオ・デル・トロは、最後の方の食堂のおやじ役のほうが断然はまってる(笑)。娘役のミア・スレプルトンは仏頂面がよく似合うと思っていたら、母親はケイト・ウィンスレットだった。母親も仏頂面というか不機嫌顔が迫力あっていいよね。ウェス・アンダーソンは仏頂面が似合う女優の使い方がうまい。
モノクロシーンにちょこっとビル・マーレイ、ウィレム・デフォーが出ていた。主役のザ・ザ・コルダをウィレム・デフォーが演じてもいいくらいなのに。
zsazsakorda-film.jp
23.09.2025 09:39 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
『ガラマサどん』(佐々木 邦) 製品詳細 講談社
失業の名人の私がやっともぐりこんだのは、ガラマサどんと仇名されるワンマン社長が一代で築いたビール会社。社長は立志伝を誇大に伝えようと、私を自伝作者に指名した。身近に接するガラマサどんの稚気と奇行、振り回される部下の困惑と狼狽。ユーモア小説の代表的名作に、昭和初期サラリーマンの哀歓を巧みにスケッチした『使う人使われる人』を加え、明朗小説の魅力を存分に伝える待望の一巻。 失業の名人の私がやっともぐりこ...
【読書日記】佐々木邦『ガラマサどん』(講談社大衆文学館、1996年)
表題作の「ガラマサどん」と「使う人使われる人」を収録。
昭和一桁ともなれば、今より主従関係がはっきりしていて上の者の命令は絶対だっただろうが、「失業の名人」で運よく?ビール会社に転がり込んだ主人公が、社長の自伝を書く係に任命されたがために、社長に振り回される。この社長が叩き上げのワンマンで、悪い人間ではないのだが、とにかく独善的。本書だと、独善的だがいい人間、として描かれているが、現代なら逆だな笑 「ガラマサどん」では素人義太夫、「使う人使われる人」は長時間の講話で、社長が従業員に迷惑をかけるのというのが、時代を感じる。
18.09.2025 06:16 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
Bringing back the War Department is an interesting strategy for someone desperate to win a Peace Prize.
17.09.2025 19:42 — 👍 1225 🔁 102 💬 30 📌 3
『生きる言葉』 俵万智 | 新潮社
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何か──恋愛、子育て、ドラ
【読書日記】俵万智『生きる言葉』(新潮新書、2025年)
俵が、野田秀樹の稽古場で見学した「正三角関係」の台詞で、登場人物の威蕃が「形あるものはみな壊れる」と言ったのに対しウワサスキー夫人が「それは落として壊した、あなたが使う言葉じゃない」と応えたシーンで考えた、というくだりがどこかで紹介されていて手に取った。そうなんだよ、ほんとに「おい、お前、ちょっと待て」なんだよ、これは。
第4章の「言葉が拒まれるとき」の「クソリプに学ぶ」で紹介された石榴さんという方のクソリプの分類と、俵万智が提案した対処法が、的を射ていて素晴らしいし溜飲が下がる。俵万智はさすが言葉のプロだな、と笑いながら感心した。
17.09.2025 03:06 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
アガサ・クリスティが愛したデヴォンの別荘、グリーンウェイ後編 クリスティの暮らしと殺人の舞台になったあの場所たち
前回はミステリの女王、アガサ・クリスティ(1890 - 1976)のデヴォンの別...
ニューズウィーク日本版World Voiceのブログをアップしました。アガサ・クリスティが愛したデヴォンの別荘、グリーンウェイの後編は、いよいよお屋敷と広い庭をご紹介。昨日はクリスティの誕生日で、来年の大英図書館での展示も発表されて、クリスティ気分に浸っています。
www.newsweekjapan.jp/worldvoice/l...
16.09.2025 15:12 — 👍 20 🔁 7 💬 1 📌 0
家庭画報、Pen、GQ、GOETHEに載りたい作家 / 美術館・展🥰
9月26日に新刊『女の子の背骨』(女の子の背骨/オフィーリア23号)が出ました。
既刊『ハンチバック』文藝春秋☆文庫化
『文学2025』収録「こんぺいとうを拾う」
https://alqui.hatenablog.jp
カクヨム×東京創元社「学園ミステリ大賞」をいただきました。小説を書いています。
トーチwebで『半分姉弟』という漫画を描いています。単行本①3月28日発売。
『こんな夜でも、おなかはすくから。』の電子単行本発売中。
お問い合わせはすべて各編集部まで。
通知を切っているのでリプは基本的に気付けません🙏
ご連絡の際は以下のアドレスまでお願いします👉nikoyoiko★yahoo.co.jp(★を@に)
新規の連載のお仕事は今すぐには受けるのが難しい状況で、単発は応相談です。
漫画、映画、読書、ごはん、語学学習、好きなものいろいろのオタク🌷
文筆家・ゲーム作家・大学教員
果報は寝て待て/逍遥派
プロフィール(ウェブサイト)
https://yakumoizuru.notion.site/
三浦真弓 @mayumiura みうらまゆみ
Translating opera into Japanese🇯🇵, running 3K daily🏃♀️, and indulging in Blue Moon🍺 and hot & sour soup🔥 are my passions. A resident of the Boston area.
#Bluesky300字日記
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Dad, husband, President, citizen. barackobama.com
本の著者や訳者の「フェアな報酬」「フェアな労働量」「フェアな意志疎通」を推進する認証活動団体「本のフェアトレード」(FTB)の裏アカ(?)です。中の人のぼやきが多め。
We're a small team in Japan working together to ensure fair pay, fair workload and fair communication for all authors and translators.
公式ウェブサイト: https://fairtradebook.org
Wildland Fire and Forestry Communicator.
Working in the woods since 1990.
Qualified California Burn Boss.
Intel = all public data.
Photos by me.
Fire is the best teacher.
the-lookout.org
●上方噺家・落語家です●米朝一門米二門下 ●兵庫県芦屋市出身、京都市在住●関西学院中高大卒業●古典芸能研究部出身 ⚫︎上方落語 ⚫︎ここでは「ひとりごと」を呟いています。
頭の弱い本の虫。読書や写真。ときどき短歌。本好きを増やしたい。
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Guitarist Song Writer Producer
BARBEE BOYS,いまみちHighTime
(保全)生態学を中心とした、勉強・研究のためのアカウント……のはずですが、わりと頻繁に別件も呟いている雑多アカです(ニチアサとか)。「理科教育におけるデジタルコンテンツの活用」的なことも、考えていきたいなーと思っています。
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