吉田諒希(よしだあさぎ)'s Avatar

吉田諒希(よしだあさぎ)

@asaginusu.bsky.social

札幌で働きながら演劇をしたりしている。 トランス差別を含む全ての差別に反対します。 映画が好きです。個人的Xにあげた感想まとめアーカイブ。

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以下は画像内に含まれるテキストです。

札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート
ご協力のお願い
札幌で活動する劇団・俳優・制作者のみなさまへ
このたび、札幌の演劇環境におけるハラスメントの実態と、発生時の対応・体制の現状を整理することを目的に、アンケートを実施いたします。
演劇は多くの人が関わり合いながらつくり上げる総合芸術であり、その創作の過程では、立場の差や密接な人間関係の中でハラスメントが起きやすい構造的な要因があると指摘されています。
しかし現状、私たちの地域には「もしハラスメントが起きてしまった時にどうするのか」という明確な枠組みがなく、相談や対応を各団体や個人の自浄作用に委ねるしかないのが実情です。
第三者機関を常設するのは現実的に難しい一方で、団体や立場を超えて共有できる包括的なセーフティネットを整えることが必要ではないかと考えています。
今回のアンケートは、まず札幌の演劇現場の現状を可視化し、課題を整理するための第一歩です。
集まった結果をもとに、将来的には札幌で演劇」活動を行う個人・団体の声として、各劇団や劇場に向けた提言等具体的なアクションへ繋げる事で、より安全で健全な創作環境の実現を目指していきます。
ご多忙の中恐縮ですが、札幌の演劇文化をより良くしていくために、ぜひアンケートへのご協力をお願いいたします。

アンケートURL https://forms.gle/He2ay66ADMCF8tL7

※回答に要する時間はおおむね5分程度です。
記述式の設問も含むため回答内容によっては前後する場合があります。

※本アンケートは、札幌の演劇関係者有志によって共同で作成しています。
吉田諒希 /PiP
回答期限 2025年11月30日(日)
くちこ /PiP
三瓶竜大 /ポケット企画
飛世早哉香 / OrgofA

アンケート調査についてのお問い合わせ先
pipsapporo2024@gmail.com

以下は画像内に含まれるテキストです。 札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート ご協力のお願い 札幌で活動する劇団・俳優・制作者のみなさまへ このたび、札幌の演劇環境におけるハラスメントの実態と、発生時の対応・体制の現状を整理することを目的に、アンケートを実施いたします。 演劇は多くの人が関わり合いながらつくり上げる総合芸術であり、その創作の過程では、立場の差や密接な人間関係の中でハラスメントが起きやすい構造的な要因があると指摘されています。 しかし現状、私たちの地域には「もしハラスメントが起きてしまった時にどうするのか」という明確な枠組みがなく、相談や対応を各団体や個人の自浄作用に委ねるしかないのが実情です。 第三者機関を常設するのは現実的に難しい一方で、団体や立場を超えて共有できる包括的なセーフティネットを整えることが必要ではないかと考えています。 今回のアンケートは、まず札幌の演劇現場の現状を可視化し、課題を整理するための第一歩です。 集まった結果をもとに、将来的には札幌で演劇」活動を行う個人・団体の声として、各劇団や劇場に向けた提言等具体的なアクションへ繋げる事で、より安全で健全な創作環境の実現を目指していきます。 ご多忙の中恐縮ですが、札幌の演劇文化をより良くしていくために、ぜひアンケートへのご協力をお願いいたします。 アンケートURL https://forms.gle/He2ay66ADMCF8tL7 ※回答に要する時間はおおむね5分程度です。 記述式の設問も含むため回答内容によっては前後する場合があります。 ※本アンケートは、札幌の演劇関係者有志によって共同で作成しています。 吉田諒希 /PiP 回答期限 2025年11月30日(日) くちこ /PiP 三瓶竜大 /ポケット企画 飛世早哉香 / OrgofA アンケート調査についてのお問い合わせ先 pipsapporo2024@gmail.com

【ご協力お願い📢】
札幌演劇に関わる皆さんへ。
演劇活動におけるハラスメントの現状を知り、安全な創作環境を目指すための調査を有志で行っています。

ハラスメント経験の有無に関わらず、みなさんの声をお聞かせください。

ツリーのリンクから回答をお願いします。

【札幌演劇創作活動におけるハラスメント実態把握アンケート】
🔗アンケートURL
forms.gle/nzD3EdAJSahb...
✉️お問い合わせ先
pipsapporo2024@gmail.com
(PiP制作)

#SapporoStageSafe

09.11.2025 22:01 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

その中で
感情昂り物を投げ飛ばす伯父を抱きしめて止める姪みたいなシチュエーションが出てきたのはさすがにちょっとしんどかったなぁ。
なんて事を言いつつも在りし日のアルバムに写る若き日の短髪オダジョーに心乱される気持ちは両立する、両立するのです。というかあの役オダジョーで良かったな…。

08.07.2025 09:27 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『夏の砂の上』ポスター。

映画『夏の砂の上』ポスター。

2025.77
『夏の砂の上』

出演する俳優陣の実存感が皆一様に素晴らしかったのと、長崎のロケーションがめちゃくちゃに良くてとっても「街」の映画だった。
原作である戯曲が書かれた年代と、作品が設定している時代と、オンタイムのものでは無い事を描く事に対する批評性みたいなものが個人的には感じられなくて全体を通して流石に色々と古いなぁと感じてしまったのが正直なところ。
喪失の受容というテーマそれ自体は普遍的なものだろうけど、それをどう表象するかについて今の目は無視できないよなぁ。
伯父と姪の関係性においての、姪の描かれ方の妙な嫌さと危うさは最後まで払拭出来なかった。→

08.07.2025 09:27 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『28年後…』日本語版ポスター。

映画『28年後…』日本語版ポスター。

2025.76
『28年後…』

ダニー・ボイルの編集ってやっぱりかっこいいなと改めて。冒頭の「ブーツ」の朗読とコラージュ的な映像があまりにキレッキレ過ぎた。
衰退を余儀なくされた文明。生存のため生まれたムラ社会的なコミュニティは家父長制とマチズモの空気が色濃く流れ、それは下の世代へと確実に受け継がれていく。そんな社会を体現する父を拒み、母へのケアへ心を向けるスパイクの姿は今の眼差しだなぁと思う反面、家父長制への決別とその先への成長が母の死と共に語られるのがあまり好意的には受け止められなかったな。
続編がどうなっていくかは純粋に楽しみ。監督ニア・ダコスタだし。

08.07.2025 09:25 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

動物の命を自由に出来ると思う事は、他者を容易に動物化/人間化してしまう事と隣り合わせなんだろうな。あらゆる命を脅かしていい権利なんてあるはずもないのに。
アヴリルが好意的な印章ばかりじゃないキャラクターな描き方なのもすごく良かった。
コスモスは可愛い。とにかく可愛い。だけに最後はちゃんと凹んだ。

08.07.2025 09:24 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『犬の裁判』日本語版ポスター。

映画『犬の裁判』日本語版ポスター。

2025.75
『犬の裁判』

皮肉と風刺が効いたコメディで個人的にはとても楽しく観た。
アヴリルが裁判の際に落ち着いた低いトーンで話そうと試みるも悉く失敗してしまう描写とか、俳優の芝居もあってつい笑ってしまうところではあったけど、そうした場面で女性側ばかりが過度に振舞いで評価される事はままあるなあと思ったりと、そうしたものの織り交ぜが上手い。
人間の線引き一つで生かすも殺すもされてしまう動物に対する人間中心主義な物差しへの批判的な眼差しが、その「人間」が想定しているものを考えるとフェミニズム的な語りに接続していくのはとてもそうだという感じで。→

08.07.2025 09:24 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『罪人たち』日本語版ポスター。

映画『罪人たち』日本語版ポスター。

2025.74
『罪人たち』

様々なジャンル映画を越境しながら文化の盗用、搾取と収奪の重層的な歴史を描く。
物語の中盤に訪れる音楽シーンがちょっとあまりにも凄過ぎて、こんな体験が得られる事はそうそうないなぁと。
吸血鬼がアイリッシュ系なのなんでなんだろうと思っていたのだけど、解説上げてる方の解説見て得。あんまり出演作観てなかったんだけど、ジャック・オコンネルめちゃくちゃ素敵な俳優さんだな。
ライアン・グーグラーのMBJを一番魅力的に撮れるのは俺だと言わんばかりの致死量のMBJ浴びたのでそこは何かこう本当にありがとうございますという感じ。

06.07.2025 23:06 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『突然、君がいなくなって』日本語版ポスター。

映画『突然、君がいなくなって』日本語版ポスター。

2025.73
『突然、君がいなくなって』

80分程度と短い尺感の中に映画的な瞬間があちこちに散らばっててかなり好きな作品だった。
世の中に隠されたまま突然訪れた別れ。誰とも分かち合えない悲しみと、それでも隣り合う誰かの背をさすり抱きしめ合うこと。
一心不乱に踊りながらも崩れ落ちてしまうウナと、ウナがクララに空の飛び方を教えたあの時の圧倒的な映像への没入感がとても印象に残っている。

06.07.2025 23:05 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
10作品の映画ポスターが並ぶコラージュ画像。『型破りな教室』『LOVE in THE BIG CITY』『罪人たち』『FEMME/フェム』『MYSTERIOUS SKIN』『犬の裁判』『リアル・ペイン』『聖なるイチジクの種』『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』『突然、君がいなくなって』など多様な国とジャンルの作品が含まれている。

10作品の映画ポスターが並ぶコラージュ画像。『型破りな教室』『LOVE in THE BIG CITY』『罪人たち』『FEMME/フェム』『MYSTERIOUS SKIN』『犬の裁判』『リアル・ペイン』『聖なるイチジクの種』『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』『突然、君がいなくなって』など多様な国とジャンルの作品が含まれている。

#2025年上半期映画ベスト

❶型破りな教室
❷ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
❸罪人たち
④FEMME
⑤ミステリアス・スキン
⑥犬の裁判
⑦リアル・ペイン〜心の旅〜
⑧聖なるイチジクの種
⑨アプレンティス ドナルド・トランプの創り方
⑩突然、君がいなくなって

殿堂入り:トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

トワ入れると訳わかんなくなるので分けました。トワは永遠無限。

04.07.2025 22:58 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『ルノワール』ポスター。

映画『ルノワール』ポスター。

2025.72
『ルノワール』

自分の身に降りかかる出来事の需要を試みる少女を眼差したお話しだなと思った。少女の視点というよりも、その少女を見つめるわたし達の感覚が強い。
無垢なままに生きていくにはあまりにも悪意が多過ぎるこの世の中で、かつてそれが自分への侵害だと気づいてすらいなかった加害を想起させる瞬間があって、人によっては観るのに注意した方が良いかも。
俳優陣皆んなそれぞれに良かったんだけど、石田ひかりさんが中でもとびきりに良かったな。
設定された時代にあまり強い意味を感じられなくて、その辺りの意図はどういうところにあったのだろうか気になるところ。

26.06.2025 02:00 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

良かった。ラスト、ジェヒの結婚式のシーンが本当に多幸感に溢れていて、まさか作中の余興でこんなに泣かされるとは思わないじゃん…Bad Girl, Good Girl…。くしゃりと笑うキム・ゴウンが最高にキュートだったよ。良い映画だった。プライドマンスに観れた事、本当に良かったな。

26.06.2025 01:58 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』日本語版ポスター。

映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』日本語版ポスター。

2025.71
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』

男性中心主義社会の中に溢れるミソジニーとゲイフォビアに、シスヘテロ規範。こうあるべきという言葉は呪いだし、枠からはみ出した者に容赦がない。そんなクソみたいな世の中を肩を組んでサバイブする2人の姿にずっと胸を打たれ続けた。
フンスの身に起こる事全てがあまりにも辛過ぎて本当に生き延びてくれてくれてありがとうしかなくて…。フンス母が彼をどう受け止めたのか明示はされなかったけどあの映画を自らの意思で観に行った事実が刺さる。婦人科で中絶の意思を伝えたジェヒが説教され出すくだりも堪えたけど、その後の子宮模型での反抗が→

26.06.2025 01:58 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

全然興味なかったんだなと個人的には思った。時間的な制約もあったのだろうし極限まで透明化するならそれはそれでまあという感じだけど、その割にラストで喜久雄の芸に対する肯定を娘にさせる構図の方がよっぽどグロテスクに感じてしまうな。原作ではその辺りどうなっているのか気になるところ。

10.06.2025 04:00 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『国宝』ポスター

映画『国宝』ポスター

2025.70
『国宝』

芸の高みを目指す者達を飲み込む深い業。男たちの傷つきと苦しみが語られる世界で周縁化される女たちの存在が、意図したものかはさておき歌舞伎界の在り方に批評的な眼差しをもたらす。血か才能かという命題が提示されるもののそこにさしたる回答はないまま物語が閉じてしまった感覚。
喜久雄と俊介の定型のようでそこには決して転がっていかない関係性の揺らぎが面白かった。大舞台を前に化粧も碌に出来ぬくらい体を震わせながら「お前の血が飲みたい」と口にした喜久雄が、その瞬間の吉沢亮が本当に凄くて凄くて。
喜久雄と俊介の関係性にフォーカスしてゆく中で、女たちを深く描く事は→

10.06.2025 04:00 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

ものの再生産のようにも映ってもやも残る。アルムートが妊娠を決断したこと、揺るぎのない確信でない事も、トビアスと出会ったからこそ起きた変化だった事も感覚として理解はするけどその過程を端折られてしまうと結局子を望まない考えってそう思える人に出会えてないからだよってされてしまわない…?

08.06.2025 04:07 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『We Live in Time この時を生きて』日本語版ポスター。

映画『We Live in Time この時を生きて』日本語版ポスター。

2025.69
『We Live in Time この時を生きて』

設定だけを見れば王道なラブストーリーを想像させるが、時系列を大きく崩した構成が過度に感傷的にさせず抑制に効果していて良かった。途中からトビアスの回想のようにも思えてくる。主演の2人は「だよねー!」ってくらい素晴らしかった。
ラストのいなくなっても消えずに続いていくものがある事を思わされる描写も、眼差しがやさしくて良かった。
起こる出来事への向き合い方や、各所にある既存の性役割の反転なんかはすごく今っぽくしてるなぁと思う一方、それらは結局社会規範への解体には向かっていかないから、2人が決めた結婚や妊娠という選択がそうした→

08.06.2025 04:07 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『秋が来るとき』日本語版ポスター。

映画『秋が来るとき』日本語版ポスター。

2025.68
『秋が来るとき』

いや〜めちゃくちゃ面白かった…。
予告からでは想像できない程にサスペンスなテイストに転がっていったのでびっくり。情報開示のタイミングとバランスが抜群に上手くて、語られないことへの想像でさらに物語に惹きつけられる。
社会規範から追いやられる者たちが共にいるためについた小さな嘘をわたしはどうしたって否定できない。
理想化も安易なコード化もされない高齢女性の表象がとても魅力的でその辺りもめちゃくちゃ良かったなぁ。

06.06.2025 04:09 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

思えてしまってならないなぁ…。原作ではその辺りのことどうなっているか気になるのでそのうち読みたいな。

02.06.2025 07:48 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

生き方があなた1人だけじゃないってもっと相対化も出来たんじゃないかなと思わなくもない。原作ありきなのは百も承知で。
中川監督の人物の撮り方は本当に良くて俳優陣皆堪らなくなるほど魅力的だった。中でも菊池日菜子さん初めて拝見したのだけどこんなに素敵な方がいたとは…彼女のパラが大好き。鈴を貰うシーン本当に良かった。
レズビアン(であろう)表象は結構議論の余地があるのではと思いつつ、最後に矢印がまだ向かっていく事が余地だけにさせない抗いのようにも感じる。それよりも宣伝の諸々でセクシャリティの部分に全く触れられてない(今のところ見かけていない)事の方が、グロテスクに→

02.06.2025 07:48 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『か「」く「」し「」ご「」と「』ポスター。

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』ポスター。

2025.67
『か「」く「」し「」ご「」と「』

原作未読。
それぞれが持つ特殊能力の描写もあって監督作の中では一番のポップさを感じる。相手に合わせる、相手が求めているだろう振る舞いをしてしまう他人軸で生きてしまう悩みへの共感がずっとベースにあって、作品を届けたい対象がずっとブレないのが良かった。
突飛かつファンタジーな設定だけどリアリティラインへの落とし込み方の塩梅が丁度良くて、ルールとしての破綻を感じる瞬間は正直あったのだけど、それが能力の有無に関わらず人にはそうした部分があるよねって言っているようにも見える。だからこそ1人くらい能力を持たない子が出てくればそうした→

02.06.2025 07:48 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『KIDDO キドー』日本語版ポスター。

映画『KIDDO キドー』日本語版ポスター。

2025.66
『KIDDO キドー』

良かった〜好き。
ただ娘で居させて欲しい少女と、ママになりきれない母親とのロードムービー。母のままならなさへの受容を感傷的かつ説明的にならずポップでやさしい切り口で語られているのが良かった。アニメーション的な要素も可愛くてルーには世界がそのように見えているのかもと思わせる。
母親の振る舞いや行動が中々にエキセントリックなのだけど、そうである理由に貧困や適切なケアを享受出来ない社会的な構造をめちゃくちゃに感じてしまうしそれは愛だけでは対応出来ない。普通とは違っても、彼女たちなりの距離感でこれから繋がり合う事を感じさせるラストだったように思う。

01.06.2025 08:10 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『サスカッチ・サンセット』日本語版ポスター。

映画『サスカッチ・サンセット』日本語版ポスター。

2025.65
『サスカッチ・サンセット』

尖っているようでストレートで、ずっと変だけどおかしみに溢れた不思議な作品だった。
雄大な自然の中で生きるサスカッチたちのやり取りは意味は分からずともどこか汲み取れる雰囲気が微笑ましかったり、要所要所に文化的なものを感じたりと興味を惹かれ続ける。けれど次第に見えてくる人間による生息地への侵略。それを見て、それまで彼ら彼女らに向けていたあまりにも人間側からの人間主体な眼差しに気付いたり。

01.06.2025 08:08 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『ガール・ウィズ・ニードル』日本語版ポスター。

映画『ガール・ウィズ・ニードル』日本語版ポスター。

2025.64
『ガール・ウィズ・ニードル』

戦争がもたらす貧困、シングルマザーへの蔑みに晒された者たちがそうせざるを得なかった事は果たして選択と呼べるのか。国や時代が変わっても構造のままならなさが生み出した歪みによる社会的弱者への皺寄せは何一つ解消されないままだ。
描いている事、めちゃくちゃわかるしそうだよなぁとなりつつも最後のダウマへの眼差し方とかに女性個人への責任の追及から抜け出せていなさを感じてしまったりして、少しうーんとはなった。選別されてしまった命も、ダウマに命を奪う側に至らしめた者たちがあの作品の中には現れない事も、何とも消化しきれないね。しんどい作品。

25.05.2025 07:06 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

作中のグロさ、色々あれど背中を縫い合わせる瞬間が一番キツかったので人体に直接的に手が加わる瞬間がわたしは苦手なのだという変な気づきを得た。
構造に眼差しが向く作品ではあるけれど、女怖いで終われてしまう余地も多分にあるなぁと感じた。
にしても日本の宣伝本当に酷いなと見終えた今改めて思う。

21.05.2025 23:13 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『サブスタンス』日本語版ポスター。

映画『サブスタンス』日本語版ポスター。

2025.63
『サブスタンス』

折々の突飛さや突き抜け方に思わず笑ってしまう瞬間もありながら、若く美しい者しか女として扱われぬ世界で、その価値観を内面化して生きざるを得なかった彼女を見るのはやはり辛さとしんどさが勝った。バイオレンスの向く方向が想像よりもずっと内省的だったから尚だったのかも。
同級生に誘われたエリザベスが何度も何度もメイクを直すも結局は外に出られなかったあのシーンが個人的には一番強烈で、あそこで行動が違えば何か変わったのだろうか思いつつも相対的にマシに見えるものを選び取っても根本の解決にはならないよな。エリザベスが求める承認は彼からは得られないから。

21.05.2025 23:13 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『けものがいる』日本語版ポスター。

映画『けものがいる』日本語版ポスター。

2025.62
『けものがいる』

1910年パートのテンポ感があまり肌に合わず久々に記憶を飛ばしつつ、2014年パートの不穏さとひりつく感じは好きだった。ジョージ・マカイがパート毎で顔つきが全く変わってるのシンプルに凄い。
愛は感情にあるのだろうか。
QRコードが映し出されるエンドクレジット作品に即してて良き。

19.05.2025 04:16 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『クィア/Queer』日本語版ポスター。

映画『クィア/Queer』日本語版ポスター。

2025.61
『クィア/Queer』

序盤が思いの外ロマンティックで、こういう感じも撮るんだぁと思っていたら後半のトリップ具合に良い意味で仰天。
年若い男に惹かれ迫るダニクレは滑稽で愚かしさも感じるけれど、2人のパワーバランスが一方向への勾配という感じもしなくて、見ていて不思議な感覚だった。あらすじ読んだ時なんか危うそうだなぁと思ったのだけどそうした部分は意外とそうでもなくて、むしろ後半のアマゾンパートの方が危うさを感じちゃったなぁ。
ドリュー・スターキー、御本人の雰囲気もだけど特に前半のスタイリングが大変好みで最早わたしはああなりたいです。

18.05.2025 10:26 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』日本語版ポスター。

映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』日本語版ポスター。

2025.60
『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』

被写体から撮影する側へと転身したリーは撮影という行為にある加害性に自覚的で、かつ自身の体験に紐付く対象への共感と共鳴が目に映るあらゆるものをなかったことに出来なくさせるあの時代にそれを実行に結びつけた彼女のパワーとバイタリティは本当に凄くてその姿だけでエンパワメントされるようだった。
インタビュアー・イーの構成が覆る展開も個人的には結構好きで、今に残ったものをどう眼差すのか、受け止めるのかみたいなことを考えた。女性の視点からさきの大戦を描いたものって、そう言えばほとんど見た事無かったなと見終えた後にふと思う。

17.05.2025 04:15 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

デモの描写、あって良かったし、あれがかろうじて繋ぎ止めてくれていた感じもあった。
観ていてわたしはずっと怖かったんだけど、小西の自意識と傷つきが直接的な加害に向かっていくんじゃないかという不安がどうにも拭いきれなかったからだなというのが暫くしてわかった。
誰しもが言ってるけど伊藤蒼さんは本当に本当にベストアクトだね。素晴らしかった。

08.05.2025 09:01 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』ポスター。

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』ポスター。

2025.59
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

恋に落ちる・落ちたことの愚かしさとか、誰かを好きになる事に潜む加害性とか、恋愛映画をやりながらそうした部分への批評性みたいなのを感じたのは作中の趣向を凝らした様々な演出故なのかな。
あえてやるベタな物語に、ずっと距離をとられているように思えてならなかったのだけど、それを揺るがしてくるのが主に大切な人の喪失を語る時で、俳優が皆素晴らしいのもあってきちんとこちらも揺さぶられるんだけどなんか消費させられてる感みたいなものも強く感じてしまってその辺りがずっと嫌だった。→

08.05.2025 09:01 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

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