わかりやすい例で言うと、同じクリスティ論でも、わたしが『そして誰もいなくなった』を論じた「明るい館の秘密」は詰将棋で、『アクロイド殺し』を論じたピエール・バイヤールの『アクロイドを殺したのはだれか』はフェアリー詰将棋。まあ、そういうことです。
05.08.2025 05:46 — 👍 6 🔁 1 💬 0 📌 0@problemparadise.bsky.social
わかりやすい例で言うと、同じクリスティ論でも、わたしが『そして誰もいなくなった』を論じた「明るい館の秘密」は詰将棋で、『アクロイド殺し』を論じたピエール・バイヤールの『アクロイドを殺したのはだれか』はフェアリー詰将棋。まあ、そういうことです。
05.08.2025 05:46 — 👍 6 🔁 1 💬 0 📌 0わたしはフェアリー詰将棋も嫌いではないし、ときどきそういうジャンルのものも作る。しかし、こと文学作品の解釈については、わたしはいわば伝統的な詰将棋派なのか、と妙なところに結論が行き着いたのでした。↓
05.08.2025 05:41 — 👍 5 🔁 0 💬 1 📌 0泳ぎながら考えたことは、それって詰将棋に似ているのでは、ということだ(なんでも詰将棋に見えてしまうというビョーキです)。つまり、誤読であるような「解釈しすぎ」は、明らかに解釈のルールを別物に変えてしまっているので、言ってみれば「フェアリー詰将棋」(詰将棋のルールや駒を変更したもの)なのだ。↓
05.08.2025 05:37 — 👍 5 🔁 0 💬 1 📌 0本当のところはわからないが、著者自身もこれは誤読だと思いつつ、「こう読めばおもしろいかも」と思ってのことだったかもしれない。たしかに、正しいがつまらない解釈もあれば、誤読だがおもしろい解釈もある。ただ、わたしは性分的に、誤読だとわかっているような読み方は、最初からそう断っておかないと書けない。↓
05.08.2025 05:33 — 👍 5 🔁 0 💬 1 📌 0昔々の話。ある作家の短篇ほとんどすべてを扱った研究書を読んでいたら、とにかくどの短篇についても読み方がことごとく違う。わたしの目には、最初から最後まで誤読としか映らなかった。そこで著者に直接たずねてみたら、「そういう読み方をしたらおもしろいかと思いまして」という答えが返ってきた。↓
05.08.2025 05:29 — 👍 5 🔁 0 💬 1 📌 0昨日、コナミのプールで泳ぎながら、「解釈」と「解釈しすぎ」(over-interpretation)の問題について考えていた。以前から興味を持っているところで、この問題についてUmberto Ecoは何度も書いているし、またわたしの考えも基本的にEcoと同じなのだが。↓
05.08.2025 05:26 — 👍 10 🔁 0 💬 1 📌 0朝日の連載でも、いずれ麻雀の話は出てくると思うので、期待しています。
05.08.2025 04:44 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0加賀まりこさまは原節子さまと麻雀を打ったことがあるんだろうか。
05.08.2025 04:09 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0ひとつひとつのエピソードが輝いている。稀有な人ですね。
05.08.2025 03:58 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0今日の記事では、小学生のときにお小遣いをためて『サド選集』を買った、という話にしびれました。
05.08.2025 02:44 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0いま朝日新聞に連載されている加賀まりこ、凄すぎ。本物の宝石だけが持つ輝きがまぶしい。それをいち早く見抜いたのが寺山修司と篠田正浩だというのもまた。
05.08.2025 01:48 — 👍 6 🔁 0 💬 1 📌 0作者の新井さんから改良図をいただいています。
31飛、22玉、32飛不成、21玉、31飛成、同玉、42と、22玉、
32と、13玉、24角、同歩、14歩、23玉、33とまで15手詰
序の飛不成が入ったところが工夫。5手目から22歩、11玉、31飛成は21桂合、同歩成、同角が逆王手で逃れます。
22龍、同玉、32と、13玉、24角、同歩、14歩、23玉、
33とまで9手詰
打歩詰を避けるための「龍→と」の入れ換え。
誰でも気軽に取り組める、Bluesky専用の「青空詰将棋」です。感想を歓迎しますが、コメントには解答を書かないように。正解は次の出題時に発表します。
04.08.2025 16:46 — 👍 4 🔁 1 💬 2 📌 0本日の「ナボコフ入門」と「詰将棋入門」の録画をファイル置き場にアップしました。
03.08.2025 11:46 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0ジーン・ウルフ「Houston, 1943」茹だるような熱気とブードゥーの黒魔術に彩られた少年の終わりなき悪夢を描いた本作は、ウルフの少年時代の思い出を色濃く反映したマジック・リアリズムの系譜に連なる傑作。『Tropical Chills』初出。
03.08.2025 03:47 — 👍 10 🔁 3 💬 1 📌 0Lisa Tuttleの英国SF協会賞受賞短編"In Translation"も続けて読む。これも面白いが、徐々にタトルという作家の癖というか、オブセッションがわかってきた気がする。悪く言えばワンパターンですらある。そういう意味ではあの傑作My Deathもタトルの癖をあらかじめ知った上で読めばあそこまで驚愕しなかったかもしれない。つくづく、なんの予備知識も何もなくあれを読めたのは本当に幸運なことだった。
03.08.2025 06:11 — 👍 4 🔁 3 💬 1 📌 0『浮草』で実の息子がいる二階へトントンと階段を上がっていくとき、そして『小早川家の秋』でかつての愛人宅へイソイソと向かうときの、鴈治郎の真似できそうでできない足運びの軽さ! いつまでも記憶に残る。
02.08.2025 16:29 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0Lisa Tuttle、評判の良さそうな短編をつまみ読みしようと思い、とりあえずFlying to Byzantiumを読んでいるが、結構笑える。SF大会って一度も参加したことないけど本当にこんな感じなん?笑
02.08.2025 14:33 — 👍 1 🔁 1 💬 1 📌 0テレビで毎週見ていた『図々しい奴』。もちろん、谷啓のテーマソングは今でも歌えます。
www.youtube.com/watch?v=7546...
びっくりしたこと。丸井太郎を初めて映画の中で見た。丸井太郎はその後、テレビの人気者になる。↓
02.08.2025 05:51 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0劇中劇はさておき、舞台の外でも、完全に大衆演劇を意識した、小津には珍しくエモに全振り(平手打ちとキスの場面の多さ!)の人情劇の作り。鴈治郎と京マチ子の修羅場の場面では、かすかにヒラヒラと紙吹雪が舞い落ちる。↓
02.08.2025 05:47 — 👍 4 🔁 1 💬 1 📌 0UPLINKで『浮草』(1959)を観る。そうそう、昔の夏はこうだった。やはり京マチ子はええなあ。↓
www.youtube.com/watch?v=mr-j...
本棚の整理+入れ換えという無謀なくわだてに着手してしまい、収拾がつかないことになっている。すでに行方不明本が続出していて、見つからない場合はまた購入するはめにならざるをえない。考えてみれば、こうやって本を動かしているだけで相当な時間を浪費する人生であったような気が。
01.08.2025 15:29 — 👍 13 🔁 0 💬 0 📌 0Mr. & Mrs. Smith (1941) を観る。Hitchcockとしては珍しいロマンティック・コメディで、出来もイマイチとしか思えないが、ひたすらCarole Lombardを愛でる映画。
www.youtube.com/watch?v=rm6d...
「移動祝祭日」のお知らせキターーー🐢ーーー。
選定された短篇のリストを見てテンションがぶち上がった。
読みたい短篇に投票した「かつて、アレッポで…」も早速取り上げていただけるようで非常に楽しみ。
Dream, when you're feeling blue
01.08.2025 03:13 — 👍 11 🔁 1 💬 0 📌 0きみは何をいま見つめているの
01.08.2025 03:12 — 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0生後8か月になる孫娘に会いに行く。「この子はきっと言いたいことをはっきり言う子になるで」とうちの嫁さん。そうであってほしい。
31.07.2025 10:27 — 👍 18 🔁 0 💬 0 📌 0柴崎友香『帰れない探偵』の書評を書きました。土曜の毎日新聞に掲載される予定です。
31.07.2025 06:10 — 👍 12 🔁 3 💬 0 📌 0