めいこ

性暴力をめぐる語りは何をもたらすのか - 株式会社　勁草書房 メディアにおける性暴力の語られ方とそこに現れる「性の二重基準」の分析を通じ言説からたちあげられる「わたしたち」の意識を問う。 前之園　和喜 著

前之園和喜著『性暴力をめぐる語りは何をもたらすのか——被害者非難と加害者の他者化』（勁草書房、2022年）は今こそ読まれるべき名著。
www.keisoshobo.co.jp/book/b607052...

なんで性暴力の被害当事者に対しては、カリスマ化して崇拝するか、もしくは徹底的なアンチになって徹底的に批判しまくるかしか回路がない人が多いんだろ。それこそ被害当事者には「完璧な被害者」か、さもなくば「悪女」という偏見の眼差しで被害当事者を見ているということの証左ではいのか。

そもそも伊藤詩織さんにここまで背負わせた業界や社会の構造を問いなさい。明らかにそちらの方が問題なのだから。
そうしないで批判するにせよカリスマ化するにせよいまだに伊藤詩織さんにこだわっている人は、結局被害当事者に序列をつけて、社会から注目されるために利用しやすい人としづらい人を分けているとしか思えない。

パートナーによると、私の歯ぎしりは骨を食んでいるような音がするらしい。こわっ。

首相発言の年間大賞受賞に抗議 過労死の遺族「悲痛な声知って」

「働いて働いて」の流行語大賞に懸念　「言葉が独り歩き」―過労自殺遺族：時事ドットコム 今年の「新語・流行語大賞」で、高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という発言が年間大賞に選ばれたことを受け、過労自殺の遺族らが１１日、東京都内で記者会見を開いた。「こんな言葉が独り歩きしては過労死はなくならない」と懸念を示した。

「働いて働いて」の流行語大賞に懸念　「言葉が独り歩き」―過労自殺遺族：時事ドットコム www.jiji.com/jc/article?k...

我が家は「今夜すきやきだよ」じゃなくて「今夜タッカンマリだよ」

でも、裁判傍聴をしてるとかいいながら、「ライター」とかはこういう地味な裁判にはこないのだよな……来てくれた人はみんな被害当事者だった。きてくれた人たちへの恩義は一生わすれない。

まあキャンパス・セクハラなんて地味だしね。闘う労力に対して得られるものあまりに少ないし。

実際、私の裁判の件も数人のフェミニストやライターに依頼したけど、断るどころか無視だった人もいたからね。そういう人はいくら著書でいいことを言っていても信用できない。

そもそも伊藤詩織さんにここまで背負わせた業界や社会の構造を問いなさい。明らかにそちらの方が問題なのだから。
そうしないで批判するにせよカリスマ化するにせよいまだに伊藤詩織さんにこだわっている人は、結局被害当事者に序列をつけて、社会から注目されるために利用しやすい人としづらい人を分けているとしか思えない。

世の中たくさん性暴力の被害当事者がいるなかで、あえて彼女をカリスマ化し、被害に序列を付けつきたのは何よりもあなたたちだろうが、と今になって伊藤詩織さんのカリスマ化を批判してるいろんなライターや「フェミニスト」の顔が浮かぶ。

伊藤詩織さんの映像の許諾問題は大きな問題だと思うし、私もなんらかの応答があるのではないかと今年の冬ぐらいまでは少しは期待してたけど、最近の態度からわかるようにもう応答するつもりはないのだがら、
批判する側もそこまでもう伊藤詩織さんにこだわらなくていいじゃん。一部の支援者はたしかに彼女をカリスマ化してるかもしんないけど、そんなのもともとでしょ。しかもそれ彼女の問題というより周囲や社会の問題だよね。今になってカリスマ化を批判するために必要以上に彼女を批判してる人も彼女のカリスマ化に一役買ってるよってことになぜ気づかないのか。

今さらだけど、やっぱりちゃんとスピヴァク読もう。

「歩数」が「その日の満足度」を左右するパラメータのひとつとなりつつある。

この後嫌なことを言うぞ言うぞ…四天王

・差別をするわけじゃないけど
・職業に貴賤はないと思うけど
・私は右でも左でもないけど
・社会に出たら学歴とか関係

議席は有権者のものだから「定数削減」によって実際に「身を切る」のは有権者であるし、本気で与党議員が「身を切る」つもりがあるならば、逆に歳費はこのままで議員定数を大幅に増やすべきだろう。お前らは「働いて働いて働いて働いて」ナンボなんだろ有権者のために。

仕事上で求められているアウトプットのクオリティと量に対してじっくりインプットしたり、咀嚼して消化する時間がなさすぎるから徐々に削られて、ストレス溜まっていくんだろうな……そのくせクオリティを評価できる人が不在だし……

「新世紀エヴァンゲリオン」がテレビシリーズで放送されたのも、サリン事件が起きたのも、阪神淡路大震災があったのも、1995年。この年の空気感はどれほど想像しようとも経験していない私には一生わからないのだろうなと思う。

『ジェンダー写真論』を読み始めて、笠原美智子さんは相当マッチョで強い人だと思うけれど、でもこの時代にはこういう「強い人」しかジェンダーやフェミニズムなどの「新しい」領域を開けなかったのね、という闘いの跡も見え隠れする。だって、90年代ってたった30年ほどの前の時代の話。そんな大昔の話じゃないのに、笠原さんが1991年に手がけた「私という未知へ向かって　現代女性セルフ・ポートレイト」がジェンダーの視点で企画された日本で初めての美術展だなんて、信じられない。
ちなみに1995年は写美ができた年で、私が生まれた年で、長島有里枝さんがアメリカへ留学した年でもある。30年。

核燃料再処理工場、水あふれる 福島第1原発は処理水一時停止

尊敬できる人と仕事がしたい……

組織にも組織風土にも指定管理制度にもずっともやもやしてる。マトリョーシカのような入れ子構造にはなってるけれど、どこを切り取っても結局新自由主義に基づく競争原理に貫かれている。

フェミニズムは体制側の強い人間のものじゃないだろ💢マッチョな人の操り人形みたいだなーと思うと、ものすごくしんどくなってくる。てかこの分野まできてなんで声がでかい人が勝つんだよ💢早く信頼できる上が戻ってきてほしい。

昨日は職場のモヤモヤとプライベートのモヤモヤを引き剥がすために無理やり身体を引きずって写美に行ってきた。足を動かすと少しは見えてくる。

先日、Ｅテレの『フクチッチ』の「依存症 前編」を見て、もっとがんばるために、何かに依存していく姿がとても印象的だったな。

被害当事者は被害によって文字通り「人生を狂わされる」わけだが、その出来事の重さに思いを至らすことができない傍観者（業界や界隈を形成する人々）が多すぎるから、傍観者に傷つく被害当事者が多いのかもしれない、と思う。

中村正さんの新刊『脱暴力の臨床社会学』の帯は、「被害者にも加害者にも傍観者にもならないために」となっていて、ひねっているなと思った。

「二次加害／被害」とか以前に、著者があんまり真剣にものごとを考えて文章を書いてないんだな、という軽さに読む気力が一気にそがれてしまった。上っ面では文章はうまいだけに軽薄さが際立ってしまう。

とある本、割におもしろく読んでたのに、不意に見たくない有名なハラッサーの名前出てきて、そこまで必然性もないのになんでこの人の名前出さなきゃいけないんだろうなーと思って不愉快な気持ちになってしまい、それ以来ページをめくれていない。あまりに有名な事件なので著者は知らないはずはなく、かといってあえて出しましたというような意図もなく、この「軽さ」が耐え難い。人生を狂わされたの被害当事者に対して、加害者でもない、傍観者のこの「軽さ」が耐え難い。