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感覚統合のデッサン

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原書はこちら。

Tim Maudlin, Philosophy of Physics: Space and Time (Princeton University Press, 2012)

上記は全2巻の第1巻で、つづく第2巻は量子論がテーマ。

Philosophy of Physics: Quantum Theory (Princeton University Press, 2016)

こちらも翻訳される予定のようです。

この2冊はプリンストン大学出版の「現代哲学の基礎」というシリーズに含まれています。

press.princeton.edu/series/princ...

07.10.2025 14:51 — 👍 8    🔁 3    💬 0    📌 0
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ティム・モードリン『物理学の哲学入門I 空間と時間』(ジミー・エイムズ監訳、勁草書房、2025)

空間と時間について、古典物理学と相対性理論を中心に、その本性を検討する本。

少しまえにTwitterでジミー・エイムズさんが投稿していたと思ったら、邦訳が現れました。

日本語訳には、谷村省吾さんの解説もついています。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...

07.10.2025 10:25 — 👍 30    🔁 6    💬 2    📌 0
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科学哲学はいまだに科学から誤解されることもあるが、本書は広い読者に向けて基礎的なことから書かれることで、むしろ科学哲学の役割を明瞭に示すものになった。科学としての記述を哲学史において交換することで、いわばそのたえざる変換の上に〈本性〉は浮かび上がるのである。

『物理学の哲学入門I 空間と時間』
ティム・モードリン 著
ジミー・エイムズ 監訳
谷村省吾 解説
勁草書房

08.10.2025 02:49 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

時間や速度の測定を行う場合、物理学においてしばしば〈仮定的な絶対的ものさし〉が基準とされてきた。理想的なこの〈ものさし〉は、けして変質もせず未来永劫にわたり正確に時を刻む〈時計〉でもあった。この理想的な物理学の道具は、相対論においても使われているのではないかと言うものである。実に面白い思考実験も行われている。

08.10.2025 02:20 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0
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【新刊】若い研究者達が議論によって調整することで成し得た深い解釈の網目を感じるような訳文である。物理学からの応答もあり哲学史と物理学を分離して照応するのではなく、双方のアプローチが絡み合い交通しながら空間と時間に関する像を歴史的に結んでいる。特にライプニッツとクラークの書簡のやり取りを基軸とした哲学史上の有名な議論は物理学においても問題を投げかけ続ける重要なもので本書において詳解されておりその効力の強度を感じた。一見オーソドックスに思える相対性理論の解説も時空がミンコフスキー幾何学を満たすように描かれている。私が最もユニークに感じた議論は「測定の物理学」だった。以下に続く。

08.10.2025 02:10 — 👍 5    🔁 1    💬 1    📌 0
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今週の本棚:橋本麻里・評 『運慶講義」=山本勉・著 | 毎日新聞 (新潮社・2750円) 一門の群像、仏教彫刻の壮大なドラマ  造形を第一に論じるべきなのだろうが、つい仏師運慶が生きた時代は――と書き始めずにはいられない。それは12世紀半ばに生を受けた運慶が、1223年に没するまでの70年余に、保元の乱から承久の乱まで、古代から中世へといたる変動の時代がすっぽり

毎日新聞書評(10/4土)は『運慶講義」=山本勉・著を取り上げました。ちょうど東京国立博物館で開催中の特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」の前後で読むにふさわしい一冊です。

mainichi.jp/articles/202...

05.10.2025 02:35 — 👍 27    🔁 6    💬 0    📌 0

私もてっきり同じものの全訳かと騙されましたw

05.10.2025 13:13 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
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ウンベルト・エーコ『薔薇の名前[完全版]』、2025年12月刊行決定!!!|Web東京創元社マガジン 全世界で異例の大ベストセラーとなったウンベルト・エーコの話題作『薔薇の名前[完全版]』、2025年12月刊行決定!!! 20世紀最大の問題作として全世界で異例の大ベストセラーとなったウンベルト・エーコの話題作『薔薇の名前』。その[完全版]を東京創元社より2025年12月に刊行することが決定いたしました! 中世イタリアの修道院で起きた連続殺人事件。事件の秘密は知の宝庫ともいうべき迷宮の文書館にあ...

【Web東京創元社マガジン 10月3日更新1/2】
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前[完全版]』、2025年12月刊行決定!!! #薔薇の名前 #薔薇の名前完全版 #東京創元社
note.com/tokyosogensh...

03.10.2025 08:04 — 👍 134    🔁 110    💬 0    📌 9
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東京国立博物館本館 特別1室・特別2室、9月30日~11月9日【平安武士の鬼退治―酒呑童子のものがたり―】
www.tnm.jp/modules/r_fr...

今春のサントリー美術館「酒呑童子ビギンズ」を見た方はぜひこちらも。

会場で図録代わりに配布しているリーフレット(PDF)は太っ腹DL可です。
www.tnm.jp/pdf/exhibiti...

02.10.2025 11:03 — 👍 80    🔁 33    💬 0    📌 0

子供の頃ピアノと柔道ならっていたなんて完全に少年ジャンプに出てくる天才キャラじゃないですか!寺田寅彦がたまに書くみたいなのんびりとしたいい文章でした😊

02.10.2025 15:42 — 👍 2    🔁 0    💬 1    📌 0

バーセルミはサンリオSF文庫ですね。ディキンスンの『キングとジョーカー』とかオールディスとかサキとか文学の美味しいところも出版してくれてたんですよね。

28.09.2025 17:52 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

「悉皆」というと今でも生きてるのは〈悉皆屋〉さん。きもののことはなんでもやってくれるみたいに意味を拡大して使ってるけど。もとは相談すると問屋から染めから補修まで専門業者を仲介してくれる総合着物仲介者。「悉皆」はいかにも仏典由来の言葉ですね。

28.09.2025 14:23 — 👍 33    🔁 8    💬 0    📌 0
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新版で戻ってきてくれた!これは本当によくできててファーストコンタクト系では絶対欠かせない作品です。

28.09.2025 03:47 — 👍 6    🔁 3    💬 0    📌 0

夜のお菓子

27.09.2025 15:34 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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エコルセ大好き、そしてマンデルチーゲルもサクサクたまりませぬ

27.09.2025 15:31 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
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さすがのアンテナ👍旅行の面白いところはこういう小粒なのピリッととくる山椒のようなご当地本に出会えるところなんですよね。そういえばこの間北海道でこんなの仕入れてきました。アイヌ語の地名解説が存外面白く、場所の引力に引き寄せられる言葉について考えさせられました。

26.09.2025 20:13 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
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以前旅先でキリシタン文化のシリーズだけ買い集めたのですよ。これ教科書みたいなレイアウトですごくわかりやすくて写真資料豊富で全号買い揃えようかな…

26.09.2025 12:18 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0

恋川春町の墓は新宿二丁目にあるんだね。昔の内藤新宿だものな。この裏手には後年7000坪の耕牧舎牧場になってそこに住むのが芥川龍之介だよ。

23.09.2025 02:59 — 👍 7    🔁 1    💬 0    📌 0

小説の書評は難しいよね。感想文にならないように、あらすじ紹介もほんのり入れて、新しい視点も入れたいし何より物語とは別の何かが動いていることを見せたいし。その上一つの作品たり得たら嬉しいところ。三島由紀夫を本当に全部クリアしててすごい書評家でもあると思う。

18.09.2025 08:30 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

仏教書がいない間に結界作るとかオーストリア綺想文学みたいで素敵w道元全集もあるので謎のトライアングルが!水も空気もお魚も美味しいです😋

18.09.2025 01:31 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
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わたくしもウチの『空海全集』と『最澄全集』並べて結界作りたいと思ったけど今はここにいるので無理

17.09.2025 14:52 — 👍 7    🔁 0    💬 1    📌 0
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スフレオムライス

11.09.2025 13:57 — 👍 6    🔁 1    💬 0    📌 0

酢橘の種とって、さらに搾り口をわずかに切り取ってて芸が細かすぎ!副菜はメンマとネギの炒め物かしら…

11.09.2025 13:54 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
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関西ではよくやるみたいですけどやっこに辛子も美味しいんですよ♪

11.09.2025 13:42 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

『グレゴリー・ベイトソン全集』が出てくれたら大喜びなのですが生きてるうちには無理かな…イルカの言語学の論文全部収録してくれないかな。

09.09.2025 05:11 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0

80年代の日本の思潮を通りすぎたものにとってベイトソンは特別な存在でした。文化人類学、精神分析、認知科学、言語哲学その激震地のどれにも触れて知を総合していくスタイルに魅了されました。そして現在でも有効なアイデアと概念に溢れています。岩波文庫は新訳や改訳なども含みベイトソンの復刊に力を入れてくれているので是非最初の仕事であるバリ島人もお願いしたいところ。まあ今のバリ島とはかけ離れていますからその辺が写真だと難しいところもありますが。知の技法として学ぶべきところは大いにあります。

09.09.2025 05:08 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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話題に出しましたのでそれはどういう本かというと、こういうやつです。

『バリ島人の性格 写真による分析』
グレゴリー・ベイトソン
マーガレット・ミード 著
外山昇 訳

写真によってバリ島に住む人達の所作や表情を抽出して編集し社会構造や無意識の体系にまで迫ろうとした野心作です。2001年なので最近の本ですね。文庫本でも工夫すれば収録出来そう。今の時代だと写真にケチつけられちゃうのかしらw

09.09.2025 04:40 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

以前ご紹介したタッシェンのレオンハルト・フックスの歴史的名著のファクシミリ版薬草本ですが、すでに入手が難しくなってきました。しかしすぐに普及版がでるはずです。解説と総目録の別冊がついた二冊セットなのですが、あまり知らないアメリカの本屋に頼んだら本体でなくこの別冊だけ送ってきたので返送返金させました。新手の詐欺ですね。別冊も実際豪華なので騙される人もいるかもしれません。

09.09.2025 03:37 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

タッシェンの出版方法は少し独特で、高価な本は最初新刊でめちゃ豪華な大型本で出版して部数限定で売り切れたら絶版にしてしまいます。これで原本の価値が担保されるわけです。そのあと普及版というか廉価版を出版して(少しサイズが小さかったり和紙で刷られていたものが普通の紙になったりしますが印刷のクオリティや内容に変化なし)人気のあるものはこれを繰り返すのでディスカウントは主にこうした本が対象になります。近刊はまだ部数があるのでディスカウントに出てきますが、他は大体一度絶版になっていくのです。つまり買いたい本は出たらすぐ買うしかないというわけですw

09.09.2025 03:29 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0

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